TVアニメ RD 潜脳調査室のレビュー

点 数 : 作/9 ス/7 音/8
投稿者: ペル - 2009/03/31

RDは「リアル・ドライブ」。

攻殻機動隊のアニメで描いた作品世界のアンチテーゼとして、そのさまざまな暴力の果ての平和を描いた作品かと思います。

ミナモが時折見せる未熟な説教臭さなど鼻に突く部分も含めて、
老人がままならない体ながらもネットへのダイブを通じて仕事をしたり、人間という存在への愛情が溢れていて、好感を持てました。

矢沢の「時よ止まれ」など、美しくて胸を打たれたシーン。
海だけでなく鬱蒼とした森の描写も私は好きです。

難点としては。
ネット世界の描写を泡や海流など海のイメージに頼るのは良いですが、

緊迫した場面でのダイブなどで危険の大きさが測り知れず、
なのに話の終わりでは体や精神への負担が何ら残らずに全て解決してしまい、御都合な印象を免れなかったのは残念でした。


点 数 : 作/7 ス/3 音/6
投稿者: イトウマコト - 2009/03/13

下の人の言う通りだと思いますm(__)m

まぁ微妙につまらなかったw


点 数 : 作/7 ス/3 音/6
投稿者: ussi - 2009/01/04

作品を全部見た上での感想です。
 
50年もの間眠っていた人が突然目覚め、さらには30歳前後の一般男性を上回る運動神経を披露し海に潜り事件を解決していく、という設定にかなり無理を感じます。
リアルさを追求する作品を目指すのであれば、そういう根本的な設定からきちんと推敲すべきです。
未来世界における海へのダイブという設定を強調しすぎているせいか、細かい部分をおざなりにしてしまった印象がかなり強く、中途半端なものになっています。
終盤は何を勘違いしたのか無理やり物事を壮大にしすぎてしまい、中学生と老人の織りなすハートフルストーリーというこの作品の醍醐味を失わせてしまいましたね。
中には感動的な話もありましたが、釈然としなかったものがかなり多かったです。
よってこの評価。
 
作画は概ね良好です。
海の描写や近未来的な外観は美麗でこの作品のセールスポイントのひとつです。
映像メインでみるのならいい作品だと思います。


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