点 数 : 作/9 ス/3 音/9
投稿者:
ゆずあか - 2008/08/17
OVAの黎明期に発売された作品ですが、最近CSで放送されて、大変懐かしく鑑賞しました。
声優やスタッフに時代を感じますが、当時を知らない方が見ても楽しめるのではないでしょうか?
OVAの強みと言えば、やはりテレビと違ってスポンサーのしがらみや放送倫理規制が緩いことですが、この作品はまさにスタッフ(特に平野俊弘氏)が作りたいものを作ってるなぁと感じます。
まさにオタクによるオタクのためのアニメです。
ストーリーや心理描写は稚拙で何の深みもありませんが、とにかく絵作りが半端無くすごいです!
構図や書き込み量などセル画の限界にチャレンジしていると思います。もちろん当時としてはトップクラスの技術力だったと思いますが、作品にかける熱意は今のアニメにはないものを感じます。ある意味狂気に近いですね。
音楽は渡辺宙明節炸裂でたいへん盛り上がります。当時の宇宙刑事シリーズを彷彿とさせます。
宇宙刑事といえば、特撮物へのオマージュはオタク心をくすぐられますね。いろんな作品の印象的なシーンがアレンジされていてニヤリとさせられます。
単純に美少女のかわいらしさや戦闘シーンのカッコよさを楽しめる作品としてもオススメします。