TVアニメ 蒼穹のファフナーのレビュー

点 数 : 作/7 ス/7 音/7
投稿者: しゅう - 2007/06/16

自分も始めは平井画という事でSEEDと一緒のキャラアニみたいなものだろうと思っていた。
でも、まったくと言っていいほど違った。偏見を少しでも持っていた自分をアニメ好きとして恥じたいと思う。
まずOPから引き込まれる。angelaの独特の声と音楽に引き込まれた。OPの絵も綺麗で、とても良かった。
有名な声優じゃないのは構わない、聞いたことない声優だって上手い人はいる。でもはじめ、主人公の声を聞いた時、正直これはないと思った。
でも聞いていくうちにすんなりとなれ、今ではこの声優以外にいなかったんじゃないかと思うほどだ。有名な声優じゃない分、声に素朴感があり、深く共感できた。
種はやりすぎだと思うが、自分は主人公は必ず目立つやつではないと、と思うやつだ。でも今回、機体に乗るのは主人公だけではなかった。自分はそこがまず嫌だった。しかしどうだろうか、それでも主人公は輝きを落とさない。寧ろ仲間がいてより一層主人公というものが窮まっていく。あとLight OF Leftとの繋がりも大したものだ。あれがあって第一話にでてきてすぐに死んだ少女にも深い味わいができた。
ただ最後に残念だったのがストーリー、かずきと総士の過去などをもっと深くやってもいいと思った


点 数 : 作/6 ス/9 音/10
投稿者: NEUN - 2007/06/13

見始めたときから「あ、音楽がオーケストラだ」ってのに気づいて、音にはどんどんハマっていったな。「序章」や「ナイトヘーレ開門」が好き。作画は平井氏だったから多少の抵抗がなくもなかったが概ね良好。むしろSEEDより俄然良い仕事したような気もする。最終話で一騎と総士がニヒトに同化されかけたときの作画にはえらい気合いが入っていたと思う。ストーリーは後半の方が好きだな。冲方氏が「説明くさい台詞になってる」とかで良く叩かれてるが、その説明くさいのが個人的にとても良かった。皆城乙姫などの難解な言葉を道標にストーリーが展開されていくのは、見ていて圧倒されるというか、のめり込まされるというか……、良く分からんがま良っか。ファフナーは「集団的無意識に対して、どれほど自己同一性を保ち、思考する動物として生きていけるか」がコンセプトだったと私は信じている。昨今、頻繁に叫ばれる「生命」という命題は上をなすことで、初めてついてくるものではないだろうか。そう考えた上で展開を喚起していくと、また何だが良く分からない難解な世界が広がっていく。この「蒼穹のファフナー」に対して、私、ないし私たちは、どれほど自己同一性を保てるだろうか。その是非によって、この作品を知ったことの良し悪しが生じてくる気がする。


点 数 : 作/8 ス/1 音/4
投稿者: 神 - 2007/03/02

羽佐間翔子の死亡のタイミングは自分の中ではかなりの高評価。
この通り、山野辺氏もかなりの実力を持っていたのだからもう少し交代は待ってもらいたかった。
そうすれば山野辺氏のストーリーレベルも上がったと思うし、最終回にはかなりのものになったと思う。
しかし交代は起こり、しかもエヴァ冲方。
山野辺氏のときに揶喩された『エヴァSEED』からの脱却を狙ったのだったら冲方にやらせるのは大きなミスだろう。
小説は一流、でも脚本は三流以下なエヴァ系しか書けないような奴では余計にそのイメージを強くするだけだ。
皆冲方になって良くなったと言うが、オレから言わせれば最低レベルからやっと良くなってきた所をエヴァ冲方が奪い取った感じ。
事実冲方は大して何もやってないし。
強いて言うならやたらと長い説明くらいか?

キャラデザの平井氏はやっといい環境で仕事が出来たなと思う。
悲惨な状況でもよく頑張っていた彼にも僅かの救いがあって良かった。

ちなみにこれは余談だが、平井氏と冲方でヒロイック・エイジという作品をやるらしい。
第一印象が……、やっちゃったよこれ、ってな感じ。
平井氏には早めにこの仕事から降りてほしい。
エヴァ冲方にはどうせエヴァの劣化レベルの作品しかつくれないのだから。


点 数 : 作/7 ス/10 音/8
投稿者: リラくぅま - 2007/01/31

…とても悲しい話でした。アニメでこんな感動したのは初めてですよ。話としてはちょっとエウ゛ァに似てましたね。でもぉ、ファフナーのが全然おもしろいですよー!大好きです!!


点 数 : 作/8 ス/9 音/9
投稿者: ゴーバイン - 2007/01/23

平井氏が作画なのでSEEDと同じだが、使い回しがない分こちらのほうが良い。
ストーリーは序盤はつまらないと言われているが自分はなかなかおもしろかった。
中盤はエヴァっぽく少し意味がわからない話があったりしたがこの辺りからさらにおもしろくなってきて、終盤 特に最終回付近は一話一話すごくおもしろかった。
音楽もその場にあったBGMが流れていて最高。
自分はかなり満足な作品だった。


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