更新日：01月05日
皆さん、あけましておめでとうございます。
お休み前のひととき、いかがお過ごしになりましたか？
今回も番組を振り返っていきましょう。
第５９回は「金沢」についてご紹介しました。
能登さんの故郷でもある「金沢」。
金沢は大河ドラマ『利家とまつ』でも有名になった
「前田家」を藩主とする加賀百万石・金沢城の城下町。
戦災や大きな災害もなかったために、その街並や道路には今も江戸情緒が色濃く残っています。
そんなこの町には『忍者寺』と呼ばれるお寺があります。
正式には『妙立寺（みょうりゅうじ）』という名前で、
木造４階建の７層構造をしていますが、外から見ると２階建にしか見えません。
でも中は２３部屋、２９個もの階段がある複雑な構造になっていて、驚く仕掛けがいっぱいなんです。
例えば、ふすまの一部がスノコになっていて、
外からは見えませんが、中からは外が見えるという”マジックミラー”のような部屋があったり、
物置の床板をめくると脱出用の階段が現れたりします。
でもこの寺には実際には忍者はいませんでした。ではなぜこんな複雑な構造になっているのでしょう？
この寺を建てた３代目藩主・前田利常（としつね）の頃、徳川幕府による全国統一がなされ、
ちょっとした理由で多くの大名が取り潰しという目にあっていました。
彼は「我が加賀藩だっていつそうなるかわからない」と考え、
お寺にこっそり武士を置き、もしもの時の防御拠点としたのでした。
今回は他にも、紅白でも歌われた『トイレの神様』の話、
『湯湧温泉』の切ない恋の物語、Ｂ級グルメ『ハントンライスと金沢カレー』、
『暮らしに生きる金沢ことば』に、金沢の『和菓子』など、
能登さんの故郷、「金沢」の魅力に迫ってみました。
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