作画:8ストーリー:2音楽:5 noto_kawaiiyo_noto - 2009/11/18
映画館で拝見しました。
全体を通して人物や背景の作画が上々です。効果も必要な所でふんだんに使用されている感が見受けられました。
劇中で製作者=大川たんが最も伝えたいであろうメッセージを出しているポイントでは、コントラストが強かった印象が残っています。たとえば後光とか、後光とか、後光とかね。
話の内容は…宗教色抜きで書かないと怒られそうなので難しいのですけど、、
2点と点けた最大の理由は、この映画の前半と後半の脈略がわからず急展開した理由がさっぱり分からないことです。
起承転結をなぞれとは言いませんが、「結」ありきで前半を忘れさせるような筋書きはいかがなものかと思います。。
原作がラノベではないのでしょうから、張った伏線はなるべく回収してほしかったです。。お父さんどうなったんよ?
また、大川たんが言いたいことを印象付けるための脚本の書き方が
白か黒しかないコントラストが無い物と感じられましたが、、それは露骨な印象を与えてしまいかねないので、2点くらいと評価します。
宗教色を交えて書いたらこの三倍は書けましたけど、、それは厠の壁にでも書いてきます。。
そういえばずっと気になっていたのが、この映画はあまり音楽を用いていませんでした。
大川たんが子安先生を通してメッセージを伝えたい作品なのでしょうから、作品をしてのイメージを作るよりも言葉を伝えるという意味で
音楽はあまり用いなかったのでしょうか。いまだに謎ですが深く考えるのはやめときます。
あまり音楽を使っていないのに5点の理由は、中の人たちが10点で音楽が0点、バイアス5点という表記です。
中の人はゴーカで、当然ですが皆様本気の演技をなされていました。。
声ヲタ、特に子安曹長と小清水あみっけファンにとっては涎物だと思います。ずっと喋ってます。ジーク・ジオン!
全体を通して、どこかで見たような話の挿げ替えであった気がするのは致し方ないのかなと。
大川たんはきっとドラクエよりもFFが好きなのだろうなと、最後のシーンを見ると感じられることでしょう。
作画:10ストーリー:10音楽:10 中ぴ連会長 - 2009/11/14
点数は便宜上各10点を付けたが、実質的には点数付ける気も起きな――私のごとき凡下の輩には評価不能ということで理解を賜りたい。
キャストに関しては若手から大御所まで幅広く取り揃えており「こんな端役にこんな人を!?」というほどの豪華さ。「超豪華声優陣」という宣伝文句だけは伊達ではない。
作画に関しては、最後の大スペクタルシーンのCGが「あれっいつの間にゲームのCMになったんだろう?」というくらい、他のシーンから浮きまくって――強烈な個性を発揮していた。
ストーリーは素人脚本家ならではの天然さや伏線の投げっぱなしぶりが何ともいえない味わいを出しており、細かい設定やリアリティに拘泥するよりも大風呂敷を広げて視聴者の予想の常に斜め上をいくべし、というエンターテインメントの原点に触れた思いがした。
音楽は……エンディング曲の「悟りにチャレンジ!」のネーミングセンスだけでお腹がいっぱ――余計な言葉はもはやいらないだろう。
二重の意味でカルトな大ケッ作。映像ソフトとしてリリースされる公算は極めて低いので、君も映画館で視聴にチャレンジ!
余談だが、劇場のパンフによると企画・脚本の大川氏の趣味は「アニメ観賞」とのこと。道理で「ぼくがかんがえたキャスティング」的にゴージャスな布陣だった訳だ、と妙に納得した。あと、我らが千葉ちゃんだけ最後どうなったのか何のフォローもないんですけど……。