灰羽連盟

タイトル
灰羽連盟
メディア
TVアニメ
放送日
2002年10月9日
原作
安倍吉俊
監督
ところともかず
制作
RADIX
スタッフ
原作・シリーズ構成・脚本:安倍吉俊
キャラクターデザイン:高田晃
デザインワークス:キムヒロミチ
助監督・設定補佐:大森貴弘
美術監督:片平真司
色彩設計:遠藤菜緒美
コンポジットディレクター:長牛豊
音楽:大谷幸
録音演出:本山哲
音響制作:オムニバスプロモーション
製作:光輪密造工房・フジテレビ

キャスト

レビュー

総合評価
比較
灰羽連盟のレビュー
作画 ストーリー 音楽
総合 8 9 9
最高 10 10 10
最低 8 8 8
平均 8.6 9.3 9.3
4.5/5 21pt
レビュー数:7

作画:9ストーリー:8音楽:10 ペル - 2009/05/01

最近観始めたばかりですが、既に何度も観ています。

能く練り上げられた、
都市生活についての寓話
といった趣き。

(都市生活なんて想像だに不可能な地域に住む方々にこそふさわしいアニメなのに、何故東京大阪以外で放映されなかったのか。当時の会社の事情以外の邪推もしたくなります。)


落ち着いた色調の風景・建物やアイテムのデザイン、最初の辺りは少し手探りしつつも6話からラストにかけて怒涛の攻めを魅せる音楽など、
アート作品としてもかなり高く評価されているのは、このサイトに限らず数々のブログや通販サイトに書かれてある通りで、私も賛同します。


登場人物の顔立ちが若干エヴァめいているのは、この作品でも謎を多く残されたままにしますよ、って暗示でしょうか。
その位にかなり力業なファンタジー世界の設定なせいか、登場人物がこの都市世界の禁忌に触れてもがくほどに次々と予測不能な動きが現れ、禁忌の最深部までもが描かれていくのにそれでも「この世界をそのままに受け入れて!」って意気で、自然に飛び交う「話の次いで」以上の説明なんて無粋な事はしません。


難点としましては、
パン屋でのやりとりや廃工場の内部など、オールドホーム以外のいくつかの場所でのストーリーについて結構雑だなと感じてしまいました。
そのせいか、作品から提示される謎かけや言葉にそのまま素直には直面できず、ラストに向かう畳み掛け以外には今ひとつ感情的な深まりに欠けた印象を持ちました。

「空の笑顔を貼り付ける」の一場面でこの不手際が解消されるなんて全然思いませんが、
この辺りの微温さも都市生活についての寓話として既に狙っていたものならば、アッパレですよ。

それにつけても話を進めるテンポは絶妙であり、落ち着いて観ていられるのに飽きさせません。


…いくぶん詳しく、批判的にも書きましたが、まだ観ていない人には必ず観て欲しい作品です。

作画:8ストーリー:9音楽:9 ブラッドベリー - 2008/06/21

リアルタイムで観てた頃はなんか綺麗なアニメだなー程度の感慨しか
持たなかったが、数年たって改めて観て価値が分かった気がする。

作画はシンプルで落ち着いた色彩。背景の美しさは秀逸。

音楽も素晴らしいです。穏やかながらも展開にマッチした、
全体的にノスタルジックな楽曲が多いです。オープニングテーマは
映像込みで特にお気に入り。

さびしいような、うれしいような不思議なカタルシスを味わえる作品です。個人的にネムの話(5話だったっけ?)が可愛くて好きです。

作画:8ストーリー:10音楽:10 鯨 - 2007/12/20

落ち着いた感じの雰囲気がかなり良い。最後は泣けます。いろんな人に見てもらいたい隠れた名作。

作画:9ストーリー:10音楽:9 ホワイトカフェ - 2007/08/23



水彩画のように淡く描かれた作画は、アニメ絵の乱雑さがなく美しかった。


神秘的なBGMはこの不思議な物語の中に調和し、幻想的な世界観を見事に創り出している。


広橋サンのあの清涼感!
素晴らしい演技だった。


今まで見たことのない程、不思議な物語。前半はゆったりとした流れ。穏やかな展開。世界感に感じ入るには十分でした。
そして後半。夏の終りと別れの始まり。
私はあの鮮明な心情描写に魅了されてしまいました。アニメでここまで感情移入したことは初めての経験でした。


『隠れた名作』まさにその通り。この作品はもっと多くの人間が見て、評価されるべきだったと思う。(アメリカではかなり絶賛された)
「萌え」と「戦闘」がほとんどを占めるアニメ界に、こういった作品があることは非常に素晴らしいことだと思う。

作画:8ストーリー:10音楽:10 中ぴ連会長 - 2006/09/26

セピア調に抑えた色彩設計が美しい。乱れも少なく、TV作品としてはかなりの高クオリティと思う。演出も派手さはないが手堅い。
ストーリー面は、独特の世界観と登場人物の心理描写の細やかさが素晴らしい。初めの方は穏やかな雰囲気だが、六話以降は重い展開が待ち受けており、十三話で全てが見事に収束する。主演の広橋涼のフレッシュな演技が魅力的。
音楽は透明感にあふれ、この作品の世界観ととてもマッチしている。EDの「Blue Flow」は名曲。
隠れた名作。未見の方は是非レンタルでも借りて観てほしい。全話観終わった後で、きっと爽やかな感動が視聴者の胸をいっぱいにすることだろう。

キャラクター人気投票

  1. ラッカ (17票)
  2. レキ (6票)
  3. ネム (3票)
  4. スミカ (2票)
  5. カナ (2票)
  6. クウ (2票)
  7. ヒカリ (2票)
  8. 話師 (1票)
  9. 紳士 (1票)
  10. 寮母 (1票)
  11. ヒョコ (1票)
  12. クラモリ (1票)
最終更新日:
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