――今回の話についての感想をおねがいします。

能登麻美子（以下「能登」）　台本を読ませていただいたらもぅメチャクチャ面白かったですっ。（小林）ゆうちゃんと演じさせていただけるので、現場で二人の中で合わさったものを一番大事にして、勢いと熱意と、良い意味の馬鹿馬鹿しさを大事にしてアフレコに臨みました。自分も思ってもみなかったものが出てきて、本当に楽しませていただいた収録でした。

小林ゆう（以下「小林」）　内容が本当に面白くて、漫才みたいなノリとお聞きしていたのでアドリブとか考えました。キャラからはみ出ることも大丈夫と収録前にいただいたので、能登さんとキャッチボールのようにさせていただいたのがすごい楽しかったです。私もテンションあげてもらって嬉しくて感動でした。

――今回のキャラクターデザインから受けたイメージを教えてください。

能登　この可愛らしいキャラクターから想像してドラマＣＤを聞くと衝撃が走ると思います（笑）。と言いますのは収録前に絵を一切見せていただいてなくて、逆に自由にのびのびと演技をさせていただきました。絵を見ていたらまた違うシンデレラになったと思います。だから今回は同じキャラクターだけど、ちょっと別かなぁみたいな広い心で聞いていただけたら面白いかなって。ギャップが詰っております（笑）。

小林　私も収録が終わってから見せていただいたので、そういう体験って初めてですごい新鮮です。思い切り演じさせていただくことができました。魔女さんはシンデレラさんと対極的な魅力があると思いますね。他のキャラクターも色んなイメージを持ってやらせていただいたんですけど、魔女さんはシンデレラさんとの掛け合いの中で産まれたので、今回はとっても勉強になりました。

――小林さんが色々演じた中でどのキャラが印象的ですか？

小林　「そうは問屋がおろさない」というセリフのアドリブで問屋さんが出てきて、商いをして子供がいる中年の方をイメージしてやりました（笑）。

能登　どのキャラも面白いんですけど、王子様が一番印象的でした。シナリオ的には（シンデレラの気持ちは）甘くしないほうがいい感じなんですけど、この人に気に入られたいみたいな甘い気持ちが自然と沸いてきて、ドキドキしちゃって、そのトキメキがすごい印象的でした。

小林　勿体ない言葉ありがとうございます。

――アドリブがすごかったですね。

小林　こんなにやらせていただいてよろしいんでしょうかみたいに思い切りアドリブを入れさせていただいています。

能登　アドリブをアドリブで受たりとか、自分もぶっとばしたりとか、たくさんアドリブを入れさせていただきました。

小林　本当に今回はアドリブ合戦になってて（笑）。

能登　お互いに喰って喰ってみたいな（笑）。

――最後にファンに向けて一言お願いします。

能登　この作品のテーマでもある、漫才やコントに近いノリやテンポが多分に出ていると思うので、これが「シンデレラ」だと思って聞くと「なんじゃこりゃ！」って驚く面白さに溢れていると思います。爆笑間違いナシではないかと個人的には思ってますので、皆さんにも楽しい時間を過ごしていただけたら嬉しいです。

小林　私も漫才とかコントが大好きで勉強中なんですけど、今回はいろいろ体験させていただくことばかりでした。その中で能登さんがいて、素晴らしい脚本があって、自分自身出会ったことのない「自分」に出会えたなって思います。その場でしか出てこないとんでもないものも出てきちゃって。

能登　とんでもないものがポンって出ますよね（笑）。

小林　とんでもない問屋が出てきたり、じいや、ばあやが出てきてくれたりしました（笑）。

能登　追い返しました（笑）じいやとばあや。

小林　能登さんが追い返してくれたので行き先に迷わずにすんで感謝してます。私、移動中にドラマCDを聞くことが多いんですけど、このCDはすごい楽しいから移動中に聞いたら大変ですね。

能登　そうですねー（笑）

小林　その大変さを一度味わってください（笑）。私自身がすごく笑わせていただいたので、皆様のお手元に置いていただけると嬉しいです。さらに今回はなんとイラスト集が付く夢のようなCDでございます。スタッフの皆さんの情熱が詰め込まれているので受け取っていただきたいと思います。

》童話「シンデレラ」紹介

世界めいわく劇場 スペシャル＋シンデレラ
コミックマーケット78
8/14 東館 Ｚ-32a 「CLIC CLAC」
8/15 東館 シ-74a 「GUNP」（委託）
8/15 西館 あ-59a 「DO-RAKU7」（委託）