【ドラえもんに休日を?!(2005年3月18日)】をアレンジしてみました… (11)

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空とぶのび太
11 :2012/12/05 19:09:03  ID:5469 

皆さんこんにちはー
1984年1月1日放送
「お子様ハンググライダー」
の続編「空とぶのび太」を作ってみました〜

是非読んで下さい!!


因みに私が勝手に作った作品ですのでその辺は宜しくお願い致します


____________

≪空とぶのび太≫


[空き地]

スネ夫「どう?凄いでしょ?この間、高井山でハンググライダーやってきたんだ」(スネ夫が写真を見せびらかす)

ジャイアン「へ〜すげぇな」

しずか「素敵だわ、写真を見てると私まで空を飛んだ気持ちになるわ」

スネ夫「そうだよ、東京の街並みを一傍しながら空を飛ぶんだよ、凄いの一言で終わらせて欲しくないね」

のび太「でも本当に飛べたらもっと気持ちいいだろうな〜」

スネ夫「のび太じゃムリムリ」

ジャイアン「そうだ無理」

のび太「そ、そんなあ〜」


[のび太家]

のび太「…というわけでさ、何か道具を出してよ〜ねえドラえもん」

ドラえもん「のび太くん、君の運動神経で本当に飛べるとでも思ってるの?」

のび太「無理だから頼んでるんじゃない」

ドラえもん「すぐこれだ、たまには自分の力だけでなんとかしようと思わないのか!」

のび太「そんなこと言ったって、高井山は遠いしランチャー台なんてないだろ、練習のしようなんて無いじゃないか」

ドラえもん「仕方ない、じゃあまたこれを使うか…お子様ハンググライダー!!」

のび太「これはずっと前に使った…」

[のび太の回想]

のび太「スネ夫、どうだー羨ましいだろう…あららら」(墜落する)

[現実]

のび太「これじゃ全然飛べなかったじゃない」

ドラえもん「これは"お子様"って付くくらいだから、本物のハンググライダーの練習用として子供向けに作られたものなんだぞ!これが使いこなせないようじゃハンググライダーは無理さ」

のび太「う〜ん…仕方ない、練習するか」

ママ「のび太、ドラちゃんお使いに行ってきてー」

のび太「よし、お使いの序でに裏山で練習だ」


[裏山]

のび太「ドラえもん、あれ出して」

ドラえもん「ハイハイ、上昇気流マット!!」

のび太「よし行くよ!それーっ!」

ドラえもん「のび太くんまっすぐまっすぐ!」

のび太「うわ〜」(方向が反れて転ぶ)

ドラえもん「もう、ちゃんとマットの方に飛んでよ」

のび太「ごめ〜ん」


のび太「じゃあもう1回!それーっ!」

ドラえもん「こっちこっち!」

のび太「うわ〜い!飛んだ飛んだ〜!」

ドラえもん「早く気流を探して!」

のび太「案外簡単だな」(変なポーズを取りまくる)

ドラえもん「体制を崩すと落っこち…」

のび太「あらー」(落ちる)

ドラえもん「落っこちちゃった」


ドラえもん「大丈夫?のび太くん」

のび太「う〜ん、意外と難しいね ハハハ…」

ドラえもん「じゃあ僕はお使いに行ってくるから練習頑張ってね」(タケコプターで飛んでいく)

のび太「待ってよー!もうドラえもんの奴、無責任なんだから…じゃあもう1回…それー!」(飛べる)


のび太「何だやっぱり簡単じゃん、その辺一回りしてこよう」

のび太「あっジャイアン!おーいジャイアーン!」

ジャイアン「ん?どこだどこだ?」

のび太「どこ向いてんのさー?こっちだよ!あらー」(落っこちる)

ジャイアン「気のせいか」(立ち去る)


のび太「イテテ…」

神成さん「こらー!人ん家の庭で何をしておる!」

のび太「ぎゃーっ!!」

神成さん「待てー!」

のび太「ごめんなさーい」(飛び去る)

神成さん「覚えとれー!」

のび太「はあ、危なかった〜ん?僕マットが無くても飛べてるよ!わーい」


のび太「それにしても空を飛ぶのってこんなに気持ちいいんだ〜、タケコプターだと全く気が付かなかったな〜あ、ドラえもんだ!ドラえ」

女性「キャー!!」

のび太「ん?何だろう?」

女性「引ったくりよ!誰か捕まえて!」

男性「ん?何だ?」

のび太「待てー!」

男性「あ、あ…」

のび太「捕まえた!」(男性を捕まえて空を飛ぶ)

男性「キャー!降ろして!」




女性「本当に有難うございました」

のび太「いえいえそんな」

ドラえもん「のび太くん」

のび太「ドラえもん」

ドラえもん「お手柄だったみたいだね」

のび太「まあね」

女性「これは私からの気持ちです」

のび太「そんな、お気持ちだけで結構ですよ」

女性「いえいえご遠慮なさらずに」

のび太「では御言葉に甘えて、うわ〜梨が5つも」

ドラえもん「良かったねのび太くん」

のび太「では僕たちはこれで」(飛び去る)




ドラえもん「のび太くん上手じゃない」

のび太「まあ僕にしてみればこんなの簡単すぎて涙が出ちゃうよ」

ドラえもん「もうあんなに出来なかったくせに、じゃあマットを取って早く帰ろう」

のび太「うん」


(何分か後…)

のび太「何でドラえもんまでハンググライダー使ってるの?」

ドラえもん「いいじゃない、それより今度の日曜日は高井山で本物のハンググライダーに挑戦してみようか」

のび太「いいねえ!」

ドラえもん「あ、スネ夫くんだ」

のび太「おーい、スネ夫ー!」

スネ夫「あ、のび太!」

のび太「やあ」(着陸する)

スネ夫「何だ?それ」

のび太「お子様ハンググライダー、まあいってみれば練習用のハンググライダーかな」(ちょいドヤ顔)

ドラえもん「プーッ」(笑う)

のび太「今度の日曜日、僕たちも高井山でハンググライダーをするんだ」

スネ夫「あ、その事だけど…」

二人「んっ?」

スネ夫「これからのシーズンは大会に向けて合宿に来るチームでどの山も予約が殺到してるんだよね」

ドラえもん「え〜っ!!」

のび太「そ、そんなあ〜」

スネ夫「正直、僕のときも予約するの大変だったんだよね〜、まあ北海道の留寿都村に行けば多少は空いてるかもね、それじゃ」(立ち去る)

のび太「ドラえもん、お願いだよ!どこでもドアで留寿都村へ連れてってよ」

ドラえもん「それが、今どこでもドアは修理に出してて戻ってくるのが1週間後なんだよ」

のび太「そんなあ!え〜ん!」(大泣きする)

ドラえもん「のび太くん、まだ僕たちは"お子様"ってことなんだろうね…フフフ…」(苦笑い)

のび太「え〜ん!!」


―おしまい―


ドラえもん
10 :2012/12/05 19:03:28  ID:5468 

これからこのスレは「自分でドラえもんの話を作った」って人の話を掲載するスレにします♪

ドラえもんに休日を?!
9 :2012/11/01 00:05:54  ID:4965 

少し手直ししました…

あと見やすいようにPart3から投稿したので、是非読んでください!!

ご感想お待ちしております!

ではでは(^^)/

ドラえもんに休日を?!
8 :2012/11/01 00:04:29  ID:4964 


皆さんこんにちはー


2005年3月18日放送された
「ドラえもんに休日を?!」
って話をご存知ですか?

大山のぶ代さんが演じるドラえもんの最終回と言われています


このお話は
1985年3月8日に放送された
「ドラえもんに休日を」
のリメイク盤です



ただ、オリジナル盤が良すぎたせいか、リメイク盤の人気は今一つです(T-T)

なので…
「ドラえもんに休日を?!」を
クオリティはあまり高くありませんが、自分なりにアレンジしてみましたので、是非読んで下さい!!


※あくまでも、リメイク盤の「ドラえもんに休日を?!」のアレンジなので
[のび太がドラえもんに休日をあげる]→[のび太がブザーを押してしまう]→[ドラえもんが怒って未来に帰る]→[ドラえもんが戻ってきて仲直り]
という流れは同じで、細かい流れや内容(特に後半の仲直りの描写)は変えてます

長いので3つに分けますので、予め御了承下さい


____________

【Part 1】




《道ばた》

のび太「うわぁ〜誰か助けて〜!!」

ジャイアン「待てー!のび太あああ!!」

のび太「ギャー!!」

ジャイアン「お前のエラーのせいで、またジャイアンズは負けたじゃねえか!!」

のび太「助けて〜!ドラえも〜ん!!」



ドラえもん「うん?のび太くんの声だ。ゴメンねミィちゃん、ちょっと待ってて」

ミィちゃん「ミャーン…」



のび太「ドラえもん!ドラえも〜ん!」

ドラえもん「はいはい、ちょっと待って、本人ビデオ!!」

ダッダッダッダッ…

ジャイ母「たけし!!またこんなところで遊んで!」

ジャイアン「か、母ちゃん!」

ジャイ母「さあ、早く店番するんだよ!」

ジャイアン「はーい…」

のび太「ドラえもん、ありがとう。助かったよ」

ドラえもん「もう、いつもいつも!僕はデートの最中なんだぞ!」

のび太「ごめ〜ん」

ドラえもん「あ、こうしちゃいられない!」



ドラえもん「ミィちゃーん!あれ?あれ?ミィちゃーん!!」

のび太「どうしたの?」

ドラえもん「あ〜、ミィちゃん帰っちゃった…」




《のび太家》

のび太「悪かったよ、ドラえもん」

ドラえもん「フン」

のび太「僕のどら焼き食べていいから許してよ」

ドラえもん「どら焼きで許せるか!ハム…」

のび太「なら僕のどら焼き食べるなよ」

ドラえもん「のび太くんがいっつもこうだから、僕の気が休む時間なんて全くないじゃないか!」

のび太「あ…」

ドラえもん「今日だって、ミィちゃんとの5日ぶりのデートだったのに」

のび太「よし!じゃあ今度の日曜日はドラえもんの休日にしよう!!」

ドラえもん「え?」

のび太「ドラえもんにも休みは必要だよ!次の日曜日は一日中ドラえもんの好きなように過ごすといいよ。どこかに出かけたり、ミィちゃんとデートしたりさ!!」

ドラえもん「うん!じゃあそうさせてもらうよ!…あ、でも…」

のび太「でも、なあに?」

ドラえもん「やっぱりのび太くんが心配だから気持ちだけ貰っておくよ」

のび太「僕なら大丈夫だから!」

ドラえもん「ホント?じゃあミィちゃんと西表島でデートでもしてこようかな?」

のび太「いいんじゃない?いいんじゃない?」




《日曜日》

ドラえもん「じゃあのび太くん、出掛けてくるね」

のび太「うん、楽しんでおいでよ」

ドラえもん「じゃあ、行こうかミィちゃん」

ミィちゃん「ニャーン」

ドラえもん「どこでもドア!!」

のび太「二人とも行ってらっしゃい」

ドラえもん「行ってきまぁす」

ミィちゃん「ミャ〜ゥン」

バタッ

ドラえもん「やっぱり心配だから"呼びつけブザー"!何かあったらこのボタンを押して」

のび太「要らないよ、心配無いって」

ドラえもん「まあ持っときな、じゃあね」

バタッ

のび太「もうドラえもんったら心配性なんだから…さあ僕もどこか出掛けようかな」




《空き地》

のび太「絶対に今日一日、このボタンは押さないぞ!」

ジャイアン・スネ夫「お〜い、のび太!」

のび太「あ、ジャイアン、スネ夫」

ジャイアン「お前、何持ってんだ?」

スネ夫「あれ?それって"呼びつけブザー"じゃないの?」

のび太「そうだけど」

ジャイアン「何でお前がそんなもん持ってんだよ?」

のび太「あ、実はね…」



ジャイアン・スネ夫「へ〜、そうなんだ〜」

のび太「そう、だから僕は何があってもドラえもんの為に絶対押さないんだ!!」

ジャイアン・スネ夫「ガハハハハハハハ」

のび太「何が可笑しいのさ?」

ジャイアン「のび太、お前それは無理だぜ」

スネ夫「そうそう、ドラえもん助けて〜って押しちゃうに決まってる」

のび太「そんなことないもん!」

ジャイアン「じゃあ聞くけど、押すつもりないブザーを何で持ち歩いてんだ?」

のび太「え?……も、もういい!帰る!じゃあね!」

ジャイアン・スネ夫「はあ…」

スネ夫「ジャイアン、こうなったらどっちが先にのび太にブザーを押させるか競争しようよ」

ジャイアン「おっ!面白ぇ〜!」

スネ夫「行くよ!!」



のび太「ドラえもん、今頃きっとミィちゃんと楽しんでるんだろうなー。チューとかしてたりして…フフ」

ジャイアン「のーび太ー!」

のび太「ジャイアン!?」

ジャイアン「待てー!!」

のび太「何で追っ掛けて来るのさー!?」

ジャイアン「そのブザーを押させてやるー!!」

のび太「何でさー!?」

ジャイアン「うるせえ!!」



スネ夫「あ、のび太来たぞ」

のび太「誰か助けて〜!!あ、スネ夫!助けてよ〜!!」

スネ夫「のび太、僕が押させてやる!!」

のび太「何でスネ夫まで?」

ジャイアン「待てのび太ー!!」

のび太「しまったー!挟み撃ちにされた!」

ジャイアン「さあのび太、俺様がブザーを押させてやる」

スネ夫「いや、僕が押させるんだ」

ジャイアン「何言ってんだ?俺が押させんだ!」

スネ夫「僕だ!」

ジャイアン「うるせえ!俺にやらせろよ!!」

スネ夫「いや譲れないよ!」

ジャイアン「お前も殴られたいのか!?」

スネ夫「ちょ、ちょっと待ってよジャイアン!!」

ジャイアン「うるせえ!ぶん殴ってやる!!」

のび太【よし、今だ!】

スネ夫「あ!ジャイアン!のび太が逃げちゃった!」

ジャイアン「喧嘩なんかしてる場合じゃないな。よし、こうなったら二人で押させに行くか!」

スネ夫「分かった!」

ジャイアン・スネ夫「待て〜!!」

のび太「何で二人ともそんなに押させたがるのかなぁ?ハァハァ…もう駄目走れない…」

ジャイアン「さあのび太、ブザーを押せ!」

スネ夫「押せ!」

のび太「やだよ」

ジャイアン「押さなきゃぶん殴ってやる!」

のび太「ヤダー!!」

先生「こら!剛田!骨川!また野比にちょっかい出してるのか!」

ジャイアン「あ、先生!!」

スネ夫「いや、これは…その…」

先生「ん?何だ?」

のび太「今だ!それ!」

スネ夫「あっ、のび太」

先生「これ骨川、まだ話は終わっとらんぞ」

スネ夫「あ、行っちゃった…」

のび太「あ〜何とか逃げ切れたぁ…あ!そうだ!しずかちゃん家に遊びに行こうっと」




《デート先》

ドラえもん「今頃のび太くん何してるのかな?ジャイアン達にいじめられてないかなぁ?」

ミィちゃん「ミャーン?ニャン!ニャン!」

ドラえもん「あ、ごめんごめん」

ミィちゃん「ミャーゥン」

ドラえもん「今度はあっちの方に行ってみよう!」




《しずか家(の庭)》

しずか「あ〜どうしようかしら?」

のび太「あれ?しずかちゃん!お庭で何してるの?」

しずか「あ、のび太さん。実は2階のベランダから洗濯物が風で飛ばされちゃったの…ほら、この木の上を見て」

のび太「あーホントだ、タオルが引っ掛かってる」

しずか「結構高いところにあるから、どうしようかなって…」

のび太「よし!僕が取ってきてあげるよ」

しずか「え?でも…」

のび太「心配要らないよ、僕に任せな!アラー!!」(のび太が石につまずく)

ポトッ

しずか「のび太さん大丈夫?あら?それって"呼びつけブザー"じゃない?そうだわ!それでドラちゃんを呼んで…」

のび太「あっ!ダメダメダメ!!それだけは駄目なんだ!!」

しずか「どうして?」

のび太「今日はドラえもんの休日なんだ」

しずか「ドラちゃんの休日?」

のび太「そう!いつも僕の面倒を見てくれてるドラえもんにたまには休日をってさ!だから今日はドラえもんの力は借りないって決めてるんだ!」

しずか「そうなの、ん?…じゃあ何でブザーを持ってるの?」

のび太「いいから!今からしずかちゃんに僕一人で色んな壁を乗り越えられるのを証明してみせるよ!じゃあちょっと待っててね、しずかちゃん」

しずか「気をつけてよ、のび太さん」

のび太「平気!平気!」



ジャイアン「あ〜先生に捕まったせいで、のび太を見失ったぜ」

スネ夫「ジャイアン!あそこ!」

ジャイアン「あ!のび太!あいつ何でしずかちゃん家で木登りしてんだ?」

のび太「あ〜っ!!落ちる!!」(木から落ちそうになる)

しずか「のび太さん!危ないからもう降りてきて!」

スネ夫「よし、あいつブザーを使うぞ」

ジャイアン「ん?待てよ…じゃあ俺たちが押させたことにならないじゃないか」

スネ夫「あ!」

ジャイアン「のび太!絶対にブザーを押すんじゃねえぞ!!」

のび太「言われなくたって…おりゃー!!」(何とか登りきる)

しずか「のび太さん!」

のび太「しずかちゃん!取れたよ〜」(ゆっくりと降りてくる)

しずか「ありがとう、のび太さん」

のび太「ね?僕だってやれば出来るって分かったでしょ?」

しずか「ええ、そうね」

のび太「じゃあこれから遊ぼうよ」

しずか「ごめんなさい、これからママとお出掛けなの、また今度遊びましょ」

のび太「ふ〜ん、そうなんだー、じゃあまた明日ね」

しずか「バイバーイ」



のび太「仕方ない、帰るとするか」

ジャイアン「ちょっと待てよ、のび太ちゃん」

のび太「ジャ、ジャイアン!?」

ジャイアン「さあブザーを押せ!」

スネ夫「押すんだ!」

のび太「キャー!!助けてー!!」

ジャイアン・スネ夫「待て〜!!」

のび太「もう!さっきからブザーを押せ!押すな!ってなんなのさ!!」

ジャイアン「うるさい!とにかく押せえ!」

スネ夫「そうだそうだ!」

《これから、3人の追いかけっこが20秒程続きます…》



ジャイアン「早く押せ!」

のび太「ヤダー!!」

ジャイ子「お兄ちゃん!!」

ジャイアン「ジャイ子!」

ジャイ子「もう!お兄ちゃんったら、店番忘れないでよ!お母ちゃんカンカンなんだから!」

ジャイアン「うわー忘れてた」

スネ夫「ジャイアン、早くしないとのび太が…」

ジャイアン「そうだ!のび太!」

ジャイ子「お兄ちゃん!!」(ジャイアンの腕を掴む)

ジャイアン「イテー!!分かったよジャイ子、スネ夫今日は諦めっぞ」

スネ夫「う、うん…」



のび太「あ〜疲れたぁ、それにしてもあいつら今日はいつもよりしつこいなー」

小さな男の子「え〜ん」

のび太「今日は早いとこ帰ろうっと」

小さな男の子「ねえお兄ちゃん、風船取ってよ!」

のび太「あ〜また木に…でもお兄ちゃん、疲れてて登れないよ」

小さな男の子「お願いだよ!え〜ん」

のび太「よし、お兄ちゃんが取ってきてあげるからちょっと待ってて」



ジャイ子「私、これから少女漫画の続き書かなきゃいけないんだから」

ジャイアン「分かった分かった、悪かったよ」

スネ夫「ねえ!またのび太が木登りしてる」

ジャイ子「あら、ホント」

ジャイアン「あいつ、いつから木登り好きになったんだ?」



のび太「はい、もう離すんじゃないよ」

小さな男の子「ありがとうお兄ちゃん、バイバーイ」



スネ夫「のび太の奴、またブザー押さなかったみたいだよ」

ジャイ子「のび太さんステキ」

ジャイアン「あいつやるときはやる男だな…いや、今度こそ押させなきゃ!」

ジャイ子「お兄ちゃん!のび太さんをいじめないで!それに店番があるでしょ!」(ジャイアンの腕を引っ張る)

ジャイアン「イテテ、分かったって」

ジャイ子「もう早く漫画書きたいんだから」

スネ夫【ジャイアンも大変なんだな…】


―Part 2へ続きます―

ドラえもんに休日を?!
7 :2012/11/01 00:03:12  ID:4963 

【Part 2】



《のび太家》

のび太「僕だってドラえもんの道具を借りなくたって、やれば出来るじゃないか!何か自信が出てきたぞ、こんなもの必要ないじゃないか」(呼びつけブザーをポケットから出し、歩き始める)

ガラガラガラ

のび太「うわー!」(襖を開けたママとぶつかる)

玉子「イタタ…あ、のび太大丈夫?ごめんなさいね」

のび太「大丈夫、僕の方こそごめん……あ!」(転んだ弾みで掌でブザーを押してしまったことに気づく)

玉子「そうだわ、のび太お使いに行ってきてちょうだい」

のび太「あわわわわ…」




《デート先》

ブーブー

ドラえもん「あ!ブザーが鳴ってる!のび太くぅ〜ん!!」

ミィちゃん「ミャーン!ミャーン!ニャンニャン!ニャン!!」




《のび太家》

玉子「じゃあ、お願いね」

ドラえもん「のび太くん!どうした!?」

のび太「あ!ドラえもん!」

ドラえもん「も、もしかして…お使い?」

のび太「違うよ!これは違うんだ!」

ドラえもん「どういうつもり?何か一大事だと思って駆けつけたらお使いだなんて!」

のび太「だから違うんだって、これには深い訳が!」

ドラえもん「あ!ミィちゃん!ミィちゃ〜ん!!」



ミィちゃん「ニャン」(どこでもドアから出てくる)

ドラえもん「ミィちゃんゴメンね、さあデートの続きをしよう」

ミィちゃん「ニャン!!ニャンニャンニャニャン!!ミャーン!ニャンニャン!!」

ドラえもん「え?いつもいつものび太くんばっかり、そんなにのび太くんが好きならのび太くんとデートすればいいじゃないって?違うよ!僕はミィちゃんが…」

ミィちゃん「ミャーン」(立ち去る)

ドラえもん「そんなあ!え〜ん!!」

のび太「ドラえもん…」

ドラえもん「もう!のび太くんのせいでミィちゃんにも嫌われたじゃないか!せっかくのお休み気分もパーだ!!」

のび太「悪かったよドラえもん、でも本当は押すつもりなんてなかったんだ、思わぬ事故が」

ドラえもん「そうやって言い訳ばっかりするじゃないか君は!」

のび太「本当だって!」

ドラえもん「もうのび太くんの言い訳なんて聞きたくない」

のび太「あ〜そうですか!いいよ聞いてくれなくたって!僕なんかドラえもんなんか居なくたって立派に生活してたんだから!」

ドラえもん「どういう意味?まるで僕なんか必要ないみたいな言い草じゃないか!」

のび太「まあそうだね」

ドラえもん「そんなこと言うんなら、僕はもうのび太くんの面倒見てあげない!」

のび太「僕だって、ドラえもんなんか居なくたってもう大丈夫なんだから!」

ドラえもん「あ〜そうですか!僕はもう未来の世界に帰る!」

のび太「あ〜どうぞ御自由に!」

のび太・ドラえもん「フン!」

ドラえもん「う……」(涙目になりながらタイムマシンに乗って未来へ帰る)

のび太「あ……」



《夜》

玉子「のび太ー、ドラちゃん、ご飯よ…あら?」

のび助「どうした?」

玉子「二人とも返事しないのよ、また喧嘩でもしたのかしら?」



のび助「そうか、未来に帰っちゃったのか」

のび太「……」(無言でご飯を食べる)

玉子「ドラちゃん、いつ戻ってくるのかしら?」

のび助「な〜に、すぐにケロッと帰ってくるさ」




《セワシ家》

セワシ「もう、またおじいちゃんと喧嘩したの?」

ドラえもん「フン」

ドラミ「いつまでここに居るつもり?」

ドラえもん「ずっとだよ、もし嫌って言うなら新しい家を探すよ」

セワシ・ドラミ「はぁ…」

ミニドラ「ドララ〜」




《翌日 学校にて》

ジャイアン「おう、のび太!今日こそブザーを押させてやるからな」

のび太「あいにくだけど、今日は持ってきてないよ」

ジャイアン「何?」

のび太「それに、ブザーなら昨日押したよ」

ジャイアン「なんだよ、せっかく俺が押させようと思ったのによ」

スネ夫「まー最初から無理だったんだよ」

ジャイアン「それもそうだな」

しずか「二人とものび太さんに失礼よ!のび太さん昨日ずっと自分の力だけで頑張ってたのよ!」

スネ夫「そう言えば、お前あんなに断固として押そうとしなかったのに、何で押しちゃったんだよ?」

のび太「転んだんだ」

しずか・ジャイアン・スネ夫「え?」

のび太「家の廊下で転んだ弾みに押しちゃったんだ!!」

ジャイアン・スネ夫「ハハハハハハハハ」

ジャイアン「こいつは傑作だ!お前昨日あんなに頑張っといて転んで押しちゃうなんて」

スネ夫「まあ、恨むならドジな自分を恨むんだな、で、その後はドラえもんが来てどうなったのさ?」

のび太「その後はドラえもんはミィちゃんに嫌われて、僕と喧嘩になって未来に帰っちゃった…」

ジャイアン「帰っちゃったのか?ハハハ!腹が痛いぜ」

スネ夫「まあ要するに、のび太はドラえもんの道具が無きゃ何もできないってことだよ」

しずか「そんなこと言ったらのび太さんが可哀想だわ」

のび太「どうせ僕はドラえもんの道具が無きゃ何もできない、ドジでノロマで間抜けな唐変木ですよ!!」(教室から走り去る)

ジャイアン「俺たち、あそこまで言ってないよな…」

スネ夫「あいつ、もうすぐ授業始まるのにどこ行く気なんだ?」

ジャイアン「さあ?」

しずか「二人とも!」

《この後は、沈んだままののび太の学校生活が20〜30秒程流れます(跳び箱が跳べないのび太、教室でぼんやり過ごすのび太、それを心配するしずかなど…)》




《日曜日 のび太家にて》

のび太「う〜ん」(のび太が昼寝をしてる)

《のび太の回想》

ドラえもん「のび太くん、宿題ちゃんとやったの?」

《現実》

のび太「宿題でもするかな…」



のび太「あ〜もう全然分からないや!ねえ、ドラえもん……いるわけないか…」

ガタガタガタ

のび太「ん?」

ミィちゃん「ミャーンミャーン」

のび太「ミィちゃん!?」

ガラガラガラ

のび太「ミィちゃんどうしたの?」

ミィちゃん「ミャーン」

のび太「ん?…あ、ごめんね、ドラえもんまだ帰ってないんだ」

ミィちゃん「ミャーン…」(しょんぼりして立ち去る)

のび太【そうか、ミィちゃんもこの間のこと気にしてるんだ…】



(のび太が勉強に集中出来ないでいる)

のび太「あ〜もう!!ちょっと出掛けて来ようかな…」


(部屋から出ようとする時に、ふと机の端に置いてある"呼びつけブザー"に目を止めるのび太)

のび太「あ…」

(そっとブザーをズボンのポケットに入れるのび太)



玉子「のび太、ドラちゃん帰ってきた?」

のび太「知らないよ」

玉子「あれから1週間経つわよね…」

のび太「ちょっと出掛けてくるね」

玉子「車に気を付けるのよ」

のび太「大丈夫、すぐ帰ってくるから」

バタッ

玉子「ドラちゃん、もう帰って来ないのかしら…?」




《空き地》

ジャイアン「おいスネ夫、のび太が来たぞ」

スネ夫「ホントだ」

ジャイアン「おーいのび太!ドラえもん帰ってきたかぁ!?」

スネ夫「もし帰ってきたら今度は僕ん家に来てくれるよう言ってくれないかな?」

ジャイアン「俺ん家でもいいぞ!」

のび太「フン」(走り去る)

ジャイアン・スネ夫「あ!」

ジャイアン「俺たち何か悪いことしちゃったかな…」

スネ夫「あ…」




《しずか家(の庭)》

のび太「…」

(しずかのママが花壇の手入れをしてる)

しずか母「あら、のび太さんいらっしゃい」

のび太「こんにちは…」

しずか母「ちょっと待ってて、今、出木杉さんも来てるのよ、しずかーのび太さんよー!」

(のび太立ち去る)

ガラガラガラ

しずか「え?のび太さん?」

しずか母「あれ?のび太さん?さっきまでここにいたのに…」

しずか「どうしたのかしら?のび太さん…」

出木杉「のび太くん最近元気ないよね、ちょっと心配だな…」

しずか「探しに行きましょ!出木杉さん」

出木杉「うん!」

バタッ

しずか「ママ、ちょっと出掛けてくるね」

しずか母「あまり遅くならないのよー」

しずか「はーい」

出木杉「お邪魔しました」




《川原》

のび太「はぁ…」



(男子二人がサッカーボールを持って現れる)

男子A「よし、始めようぜ」

男子B「パース!」



ジャイアン「のび太の奴何処に行ったんだ?」

スネ夫「ここんとこずっとあの調子だしね」

ジャイアン「さすがに心配だよな」

スネ夫「ねえ、あれのび太じゃない?」

ジャイアン「ん?何処だ?」

スネ夫「ほら!あの橋の下!」



男子A「行くぞ!それ」

男子B「あ!」(ボールをのび太の方に蹴ってしまう)

男子A「何やってんだよ」

のび太「ハァ…」

男子B「おーい、ボール取ってくれよ」

のび太「…」

男子B「チェッ、無視かよ」

のび太【そろそろ帰ろうかな】

(のび太がと男子Bがぶつかる)

のび太「イタタ…」

男子B「おい!痛いじゃねえか!さっきから無視するしよーどういうつもりだよ!」

男子A「何とか言え!」

のび太「ご、ごめんね」



ジャイアン「あいつどこまでドジな奴なんだ?」

スネ夫「いいかげん呆れるよ」



男子B「おらよ!」(のび太を突き飛ばす)

のび太「ギャー」

ポトッ

のび太「イテー」

男子A「何だそれ?」

のび太「あ!」(急いでブザーを拾う)

男子A「何なんだよそれ!」

のび太「何でもないよ」

男子B「見せろよ」

のび太「やだよ!」(とっさにブザーを押そうとする)

《のび太の回想》

のび太「よし!じゃあ今度の日曜日はドラえもんの休日にしよう!!」

のび太「だから僕は何があってもドラえもんの為に絶対押さないんだ!!」

のび太「いつも僕の面倒を見てくれてるドラえもんにたまには休日をってさ!だから今日はドラえもんの力は借りないって決めてるんだ!」

のび太「ね?僕だってやれば出来るって分かったでしょ?」



《現実》

のび太「んっ!」

バリッ(ブザーを踏み潰す)



スネ夫「のび太の奴、ブザーを壊したぞ」

ジャイアン「あいつ度胸あるなぁ」



のび太「さあ、どっからでもかかってこい!」

男子B「なんだこいつ?元々喧嘩を売ってきたのはお前じゃねえか!」

男子A「もうボコボコにしてやろうぜ」

ジャイアン「じゃあ、ボコボコにしてもらおうじゃん!」

のび太「ジャイアン!スネ夫!」

ジャイアン「さあやれるもんならやってみな」

男子A・B「うっ…」

スネ夫「やらないならこっちから行くよ」

ジャイアン「俺の友達いじめたらただじゃおかねえぞ!!」

のび太「ジャイアン…」

ジャイアン「ヘヘ」



中学生B「おい、あれお前の弟じゃね?」

中学生A「おーい、どうした!」

男子A「兄ちゃん!この人たちが俺らをいじめてくるんだよ」

中学生A「どういうことだ!」

ジャイアン「そいつらが俺たちの友達いじめるから」

男子A「違うよ、あいつら嘘ついてるんだ」

中学生B「もうやっちまおうぜ」



しずか「お家にはいないって言うし、のび太さん何処に行ったのかしら?」

出木杉「あ!あれ!」

しずか「あ!のび太さん!た、大変!」(しずかがのび太の家の方に走り出す)

出木杉「何処に行くの?」

しずか「ドラちゃんのとこ!」

出木杉「でも、ドラえもんは今…」

しずか「戻ってきてるかもしれないでしょ!?」(また走り始める)

出木杉「しずかちゃん…」(橋の下の方に走り出す)



ジャイアン「うわー!」

スネ夫「ギャー!!」

中学生A「さあもう1発」

出木杉「やめて下さい!」

ジャイアン「出木杉!」

出木杉「何があったのか存じませんが、これ以上僕の友達に手を挙げるのはやめて下さい!!」

のび太「出木杉くん…」

中学生A「知ったことか!」

出木杉「うわ〜!!」

ジャイアン「出木杉!!」

スネ夫「大丈夫か?」

出木杉「これくらい平気さ!それよりも自分の友達が傷付いてるのを黙って見てる方がよっぽど苦痛だよ」

のび太「出木杉くん」

ジャイアン「出木杉!」

スネ夫「やっぱり良いこと言うなぁ」

中学生A「何友情ごっこしてんだ?」

ジャイアン「うるせえ!行くぞお前ら!!」

のび太・スネ夫・出木杉「おう!」



しずか【お願いドラちゃん!のび太さんの為にも、皆の為にもドラちゃんの力は必要なのよ!ドラちゃん!】(しずか走り続ける)

―Part 3へ続きます―

ドラえもんに休日を?!
6 :2012/11/01 00:01:48  ID:4962 

【Part 3】



《のび太家(の前)》

(箒で掃いてる玉子)

玉子「ドラちゃん…」

のび助「ママ、ドラえもん帰ってきたか?」

玉子「まだみたい…あなた、お出掛けですか?」

のび助「ちょっと煙草をね」

玉子「じゃあついでにのび太を探してきてくれませんか?すぐに帰ってくるて言ってもうずっと帰って来ないのよ」

のび助「な〜に、心配することないよ」

玉子「でも…」

のび助「まあ煙草を買う序でに、一回りしてくるか」(笑いながら歩き出す)

玉子「お願いします」



(反対方向からしずかが走ってくる)

玉子「あら?しずかちゃん」

しずか「はぁはぁ…はぁ…」

玉子「大丈夫?しずかちゃん?…もしかして忘れ物か何か?」

しずか「あ、あの…ドラちゃんは!?」

玉子「ん?まだ帰ってないわよ」

しずか「あの!急用なので上がらせてもらっていいですか!?」

玉子「え!?ええ、どうぞ」

しずか「お邪魔しまーす!」



しずか「ドラちゃーん!」(のび太の引出しを開ける)

(引出しのタイムマシンの入口は無くなってる)

しずか「やっぱり…あ!そうだわ!」

(押入れからスペアポケットを見つけ出すしずか)

しずか「タイム電話!」




《セワシ家》

プルルルルル

ドラミ「はい、もしもし」

しずか「あ、ドラミちゃん?私しずかです」

ドラミ「しずかちゃん?こんにちは、何かあったの?」

しずか「大変なの!のび太さんと武さんとスネ夫さんが中学生に絡まれて…」

ドラミ「まあ!分かったわ!すぐにそっちに向かうわ!」

しずか「お願い、あ、あとドラちゃんにスペアポケット借りるって言っといて」

ドラミ「分かったわ」

ガチャ

セワシ「電話誰から?」

ドラミ「しずかちゃんよ」

ドラえもん「え?しずかちゃん?」

ドラミ「お兄ちゃん大変よ!のび太さんと武さんとスネ夫さんが中学生に絡まれてるんですって!」

ドラえもん「ええ!?…ぼ、僕は知らないもん」

ドラミ「お兄ちゃん、そんなこと言ってる場合じゃないでしょ」

ドラえもん「フン」

ドラミ「…もういいわ!私一人で助けに行くから!行ってきます!」

ミニドラ「ドララ〜」(ドラミのあとをついていく)

セワシ「ドラえもんいいの?行かなくても」

ドラえもん「…」(ドラミのあとをついていく)

セワシ「もう、ドラえもんったら」(ドラえもんについていく)




《チューリップ号》

ドラミ「さあ行くわよ、ミニドラ」

ミニドラ「ドラドラ」

セワシ「待って!ドラミちゃん!」

ドラミ「セワシさん!お兄ちゃん!」

ドラえもん「…い、言っとくけど、僕はジャイアンとスネ夫くんが心配なだけだからね」

ドラミ「フフ」

ドラえもん「何が可笑しいのさ?さあ早く出して!」

ドラミ「じゃあ行くわよ!」




《川原》

(しずかがタケコプターで移動中)

しずか「みんな大丈夫かしら?」



中学生A「ほらよ!!」

スネ夫「うわー!」

出木杉「スネ夫くん!」

ジャイアン「大丈夫か?」

男子A「さあかかってこいよ」

のび太「う、う〜」



しずか「まあ!みんな大変だわ!じゃあこれで…バン!バン!」(しずかが空気ピストルを使う)

中学生A・B「うわ〜!!」

のび太・ジャイアン・スネ夫・出木杉「え?」

しずか「みんなお待たせ」

のび太・ジャイアン・スネ夫・出木杉「し、しずかちゃん!?」

しずか「すみません、今までのことは謝りますので、もう終わりにしましょ」

中学生A「うるせえよ!殴ってやる!」

しずか「なら…ブラックベルト!」

中学生A「女子だからって手加減しないぞ!」

しずか「きゃー!」(中学生Aと触れたと同時に投げ飛ばす)

中学生A「ギャー!」

中学生B「大丈夫か?」

のび太「スゴいよ、しずかちゃん!」(しずかの肩を叩くと同時に投げ飛ばされる)

しずか「のび太さん!」

スネ夫「のび太!」

のび太「イテテ…思い出した、その道具は腰に巻くと柔道の達人になれるけど、触れた人を無意識に投げ飛ばすという欠点があるんだ」

ジャイアン・スネ夫・出木杉「え…」(少ししずかから離れる)

しずか「ごめんなさい、もう外すわ」(ブラックベルトをポケットにしまう)

中学生A「その帯をしてなかったらこっちのもんだ!」

中学生B「さあ、借りを返させてもらうぜ」

しずか「キャー!!」


(橋の近くにタイムマシンの入口が開く)

ドラミ「まあ!しずかちゃんが!」

ドラえもん「な、何とかしなきゃ!あ〜これでもないあれでもない」(ポケットの中身をあさる)

ネズミ「チュー」

ドラえもん「ギャー!ネズミ!」(走り回る)

(喧嘩しているメンバーがドラえもんの方を見る)

ドラえもん「ネズミー!!」(中学生A・Bにぶつかり、走り続ける)

のび太・ジャイアン・スネ夫・出木杉「ドラえもん!!」

しずか「ドラちゃん!!」

ドラえもん「ネズミー!!」(のび太の背中に飛び乗る)



先生「今日は天気もいいし、ジョギングには最高の日和だな…ん?」



中学生A「もうさっきから何なんだよ」

中学生B「本気で殴られたいか!?」

先生「こら〜!!そこで何をしている!!」

中学生A「やべ〜帰るぞ!」

中学生B「お、おう!」

男子A・B「待ってよー」



先生「お前たち大丈夫か!?」(駆け寄ってくる)

出木杉「大丈夫です」

ジャイアン「大したことないです!」

先生「そうか、なら良かった…じゃあお前たち日が沈む前に家に帰るんだぞ」(また走り始める)

しずか・ジャイアン・スネ夫・出木杉「はーい!」



ジャイアン「ドラえもん帰ってきてたんだな」

ドラえもん「あ…フン!」(のび太の背中から降りて離れる)

のび太「フン!」

ジャイアン「お前らいつまでそうしてるつもりだよ」

スネ夫「あ、ドラミちゃん、セワシくんも」

ミニドラ「ドララ〜」

ドラミ「しずかちゃんに電話もらったんだけど、助けは要らなかったみたいね」

しずか「ううん、そんなことないわ、来てくれてありがとうドラミちゃん、セワシさん」

ミニドラ「ドララ〜」

しずか「ミニドラちゃんも」

ミニドラ「ドラ〜」(照れる)

しずか「あ、ドラちゃんのスペアポケットのお蔭で助かったわ!ありがとう」(ドラえもんにスペアポケットを返す)

ドラえもん「あ、うん…」

セワシ「それにしても、ドラえもんもお爺ちゃんも世話が焼けるんだから」

ジャイアン「そうだぞ、お前たち意地張ってるけど、本当は凄く嬉しいんだろ?」(ドラえもんを押す)

スネ夫「な!」(のび太を押す)

ビタッ(二人の背中がくっつく)

ジャイアン「ったく、お前らが一緒じゃないとこっちも調子狂っちまうからな」

スネ夫「そうそう!ジャイアン、のび太に元気がないといじめがいが無いでしょ?」

ジャイアン「まあな!」

ドラえもん・のび太以外のみんな「ハハハハハハ」

(ドラえもんとのび太もお互いの顔を見て微笑む)

ドラミ「じゃあセワシさん、そろそろ帰るわよ」

セワシ「え?もう帰っちゃうの?せっかく来たのに…」

ドラミ「何言ってるの?セワシさん全然宿題やってないじゃない」

セワシ「いいよ、夜やるから」

ドラミ「ダメよ!すぐにやらないと終わらないわよ!」

セワシ「分かったよ、じゃあ、みんなまたね」

ドラミ「あ、お兄ちゃんのタイムマシンは後で持ってくるわね」

ドラえもん「ああ、頼むよドラミ」

ドラミ「それとのび太さん」

のび太「ん?」

ドラミ「これからもお兄ちゃんと仲良くね」

のび太「う、うん!」

ドラミ「じゃあまた今度」

セワシ「バイバイ」

ミニドラ「ドララ〜」

(3人とも帰る)




ジャイアン「じゃあ俺たちも帰るか」

スネ夫「そうだね」

出木杉「行こう、しずかちゃん」

しずか「え、ええ」

ジャイアン「今日は二人にしてやろうぜ」

しずか「そうね」



ドラえもん「あのー」

のび太「ドラえもん、この間は酷いこと言ってゴメンね、それにブザーも壊しちゃった…」

ドラえもん「いいんだよ、僕の方こそ言い過ぎた、ごめん」

のび太「良いんだってば、そんなこと」

ドラえもん「それにミィちゃんが怒ったのもよく考えてみたら僕が悪かったんだ」

のび太「そうだ、ミィちゃんね、ドラえもんのこと心配してお昼過ぎ来てたよ」

ドラえもん「本当!?」

のび太「うん、それにパパもママも心配してるし早く帰ろう!」

ドラえもん「うん!」

のび助「おーい、のび太ー!ドラえもーん!」

ドラえもん・のび太「パパー!!」

のび助「ドラえもん、帰ってきてたんだな」

ドラえもん「心配かけてごめん」

のび助「ううん、いいんだ!さあ、帰るぞ」

ドラえもん・のび太「うん!!」




《翌日(これからは外からのび太の家がずっと映ります)》

(ドラえもんが部屋の窓を開ける)

ドラえもん「のび太くん!朝だ!起きろ!遅刻だー!」

のび太「うわー!」

玉子「パパも早くしないと遅れますよ!」

のび太・のび助「行ってきまーす!」(二人ともパンをくわえたまま急いで出かける)

ドラえもん・玉子「行ってらっしゃい」(二人に手を振る)

(二人とも家の中に入り、ドラえもんは部屋に戻り窓の外を見る)

(ドラえもんが窓を閉める)

《最後はそのまま画面が少しずつ上の方に移り、青空が映って終了》



―おしまい―




――――――――――――




最後まで見ていただき、ありがとうございました!

一応、この話は「オールスター全員集合」ってことだったんですけど、神成さん、スネ夫母、スネ吉兄さん、少年A、少年Bを出せないですみません_(..)_


また、のび太がブザーを壊すシーンについてですが
この話は「ドラえもんに休日を?!」の、のび太がブザーを押す設定と合わせているので、のび太がブザーを押した後にブザーを壊す必要があったのかな?とは思いましたが、無理矢理ですけど一応入れてみました(笑)


あとは先生とのび太の

のび太「先生!僕たちも長い付き合いですね」

先生「そうだな、もう何年になるかなぁ…」

って台詞も使いたかったんですが、残念ながら使えませんでした…




2005年3月18日の時はしずかちゃんの出番が少なかった気がするので
しずかちゃんの出番を増やし、序でに出木杉くんの出番も増やしてみました♪


取り敢えず、1番直したのは「仲直り」のシーンで、自然にではなく、ちゃんと喧嘩のことをお互いが謝るという描写にしました




もしよろしければ、感想をお待ちしております

また自分が作ったのよりもずっと良いアレンジ作品を作ったと言う方がいらっしゃるなら、是非載せて下さい!!


では、長々とありがとうございました!

ドラえもんに休日を?!
5 :2012/10/30 10:05:05  ID:4942 

自分でこの話読んでみたんですけど、このスレッド新着順なので読みづらいですねΣ(ノд<)

ごめんなさい
でも頑張って読んでくださると嬉しいです

ご感想お待ちしております

ドラえもんに休日を?!
4 :2012/10/27 18:50:29  ID:4900 


※1〜3の話は見づらいかもしれませんが、頑張って見てくださると嬉しいです!!


ご感想お待ちしております

重ねて申し上げます
これは自分が勝手にアレンジし、作った話だということをお忘れなく!

では(^^)/

ドラえもんに休日を?!【Part 3】
3 :2012/10/27 18:47:18  ID:4899 





《のび太家(の前)》

(箒で掃いてる玉子)

玉子「ドラちゃん…」

のび助「ママ、ドラえもん帰ってきたか?」

玉子「まだみたい…あなた、お出掛けですか?」

のび助「ちょっと煙草をね」

玉子「じゃあついでにのび太を探してきてくれませんか?すぐに帰ってくるて言ってもうずっと帰って来ないのよ」

のび助「な〜に、心配することないよ」

玉子「でも…」

のび助「まあ煙草を買う序でに、一回りしてくるか」(笑いながら歩き出す)

玉子「お願いします」



(反対方向からしずかが走ってくる)

玉子「あら?しずかちゃん」

しずか「はぁはぁ…はぁ…」

玉子「大丈夫?しずかちゃん?」

しずか「あ、あの…ドラちゃんは!?」

玉子「まだ帰ってないわよ」

しずか「あの!急用なので上がらせてもらっていいですか!?」

玉子「え!?ええ、どうぞ」

しずか「お邪魔しまーす!」



しずか「ドラちゃーん!」(のび太の引出しを開ける)

(引出しのタイムマシンの入口は無くなってる)

しずか「やっぱり…あ!そうだわ!」

(押入れからスペアポケットを見つけ出すしずか)

しずか「タイム電話!」




《セワシ家》

プルルルルル

ドラミ「はい、もしもし」

しずか「あ、ドラミちゃん?私しずかです」

ドラミ「しずかちゃん?こんにちは、何かあったの?」

しずか「大変なの!のび太さんと武さんとスネ夫さんが中学生に絡まれて…」

ドラミ「まあ!分かったわ!すぐにそっちに向かうわ!」

しずか「お願い、あ、あとドラちゃんにスペアポケット借りるって言っといて」

ドラミ「分かったわ」

ガチャ

セワシ「電話誰から?」

ドラミ「しずかちゃんよ」

ドラえもん「え?しずかちゃん?」

ドラミ「お兄ちゃん大変よ!のび太さんと武さんとスネ夫さんが中学生に絡まれてるんですって!」

ドラえもん「ええ!?…ぼ、僕は知らないもん」

ドラミ「お兄ちゃん、そんなこと言ってる場合じゃないでしょ」

ドラえもん「フン」

ドラミ「…もういいわ!私一人で助けに行くから!行ってきます!」

ミニドラ「ドララ〜」(ドラミのあとをついていく)

セワシ「ドラえもんいいの?行かなくても」

ドラえもん「…」(ドラミのあとをついていく)

セワシ「もう、ドラえもんったら」(ドラえもんについていく)




《チューリップ号》

ドラミ「さあ行くわよ、ミニドラ」

ミニドラ「ドラドラ」

セワシ「待って!ドラミちゃん!」

ドラミ「セワシさん!お兄ちゃん!」

ドラえもん「…い、言っとくけど、僕はジャイアンとスネ夫くんが心配なだけだからね」

ドラミ「フフ」

ドラえもん「何が可笑しいのさ?さあ早く出して!」

ドラミ「じゃあ行くわよ!」




《川原》

(しずかがタケコプターで移動中)

しずか「みんな大丈夫かしら?」



中学生A「ほらよ!!」

スネ夫「うわー!」

出木杉「スネ夫くん!」

ジャイアン「大丈夫か?」

男子A「さあかかってこいよ」

のび太「う、う〜」

しずか「バン!バン!」(しずかが空気ピストルを使う)

中学生A・B「うわ〜!!」

のび太・ジャイアン・スネ夫・出木杉「え?」

しずか「みんなお待たせ」

のび太・ジャイアン・スネ夫・出木杉「し、しずかちゃん!?」

しずか「すみません、今までのことは謝りますので、もう終わりにしましょ」

中学生A「うるせえよ!殴ってやる!」

しずか「なら…ブラックベルト!」

中学生A「女子だからって手加減しないぞ!」

しずか「きゃー!」(中学生Aと触れたと同時に投げ飛ばす)

中学生A「ギャー!」

中学生B「大丈夫か?」

のび太「スゴいよ、しずかちゃん!」(しずかの肩を叩くと同時に投げ飛ばされる)

しずか「のび太さん!」

スネ夫「のび太!」

のび太「イテテ…思い出した、その道具は腰に巻くと柔道の達人になれるけど、触れた人を無意識に投げ飛ばすという欠点があるんだ」

ジャイアン・スネ夫・出木杉「え…」(少ししずかから離れる)

しずか「ごめんなさい、もう外すわ」

中学生A「その帯をしてなかったらこっちのもんだ!」

中学生B「さあ、借りを返させてもらうぜ」



(橋の近くにタイムマシンの入口が開く)

ドラミ「まあ!しずかちゃんが!」

ドラえもん「な、何とかしなきゃ!あ〜これでもないあれでもない」(ポケットの中身をあさる)

ネズミ「チュー」

ドラえもん「ギャー!ネズミ!」(走り回る)

(喧嘩しているメンバーがドラえもんの方を見る)

ドラえもん「ネズミー!!」(中学生A・Bにぶつかり、走り続ける)

のび太・ジャイアン・スネ夫・出木杉「ドラえもん!!」

しずか「ドラちゃん!!」

ドラえもん「ネズミー!!」(のび太の背中に飛び乗る)



先生「今日は天気もいいし、ジョギングには最高の日和だな…ん?」



中学生A「もうさっきから何なんだよ」

中学生B「本気で殴られたいか!?」

先生「こら〜!!そこで何をしている!!」

中学生A「やべ〜帰るぞ!」

中学生B「お、おう!」

男子A・B「待ってよー」



先生「お前たち大丈夫か!?」(駆け寄ってくる)

出木杉「大丈夫です」

ジャイアン「大したことないです!」

先生「そうか、なら良かった…じゃあお前たち日が沈む前に家に帰るんだぞ」(また走り始める)

しずか・ジャイアン・スネ夫・出木杉「はーい!」



ジャイアン「ドラえもん帰ってきてたんだな」

ドラえもん「あ…フン!」(のび太の背中から降りて離れる)

のび太「フン!」

ジャイアン「お前らいつまでそうしてるつもりだよ」

スネ夫「あ、ドラミちゃん、セワシくんも」

ミニドラ「ドララ〜」

ドラミ「しずかちゃんに電話もらったんだけど、助けは要らなかったみたいね」

しずか「ううん、そんなことないわ、来てくれてありがとうドラミちゃん、セワシさん」

ミニドラ「ドララ〜」

しずか「ミニドラちゃんも」

ミニドラ「ドラ〜」(照れる)

しずか「あ、ドラちゃんのスペアポケットで助かったわ!ありがとう」(ドラえもんにスペアポケットを返す)

ドラえもん「あ、うん…」

セワシ「それにしても、ドラえもんもお爺ちゃんも世話が焼けるんだから」

ジャイアン「そうだぞ、お前たち意地張ってるけど、本当は凄く嬉しいんだろ?」(ドラえもんを押す)

スネ夫「な!」(のび太を押す)

ビタッ(二人の背中がくっつく)

ジャイアン「ったく、お前らが一緒じゃないとこっちも調子狂っちまうからな」

スネ夫「そうそう!ジャイアン、のび太に元気がないといじめがいが無いでしょ?」

ジャイアン「まあな!」

ドラえもん・のび太以外のみんな「ハハハハハハ」

(ドラえもんとのび太もお互いの顔を見て微笑む)

ドラミ「じゃあセワシさん、そろそろ帰るわよ」

セワシ「え?もう帰っちゃうの?せっかく来たのに…」

ドラミ「何言ってるの?セワシさん全然宿題やってないじゃない」

セワシ「いいよ、夜やるから」

ドラミ「ダメよ!すぐにやらないと終わらないわよ!」

セワシ「分かったよ、じゃあ、みんなまたね」

ドラミ「あ、お兄ちゃんのタイムマシンは後で持ってくるわね」

ドラえもん「ああ、頼むよドラミ」

ドラミ「それとのび太さん」

のび太「ん?」

ドラミ「これからもお兄ちゃんと仲良くね」

のび太「う、うん!」

ドラミ「じゃあまた今度」

セワシ「バイバイ」

ミニドラ「ドララ〜」

(3人とも帰る)




ジャイアン「じゃあ俺たちも帰るか」

スネ夫「そうだね」

出木杉「行こう、しずかちゃん」

しずか「え、ええ」

ジャイアン「今日は二人にしてやろうぜ」

しずか「そうね」



ドラえもん「あのー」

のび太「ドラえもん、この間は酷いこと言ってゴメンね、それにブザーも壊しちゃった…」

ドラえもん「いいんだよ、僕の方こそ言い過ぎた、ごめん」

のび太「良いんだってば、そんなこと」

ドラえもん「それにミィちゃんが怒ったのもよく考えてみたら僕が悪かったんだ」

のび太「そうだ、ミィちゃんね、ドラえもんのこと心配してお昼過ぎ来てたよ」

ドラえもん「本当!?」

のび太「うん、それにパパもママも心配してるし早く帰ろう!」

ドラえもん「うん!」

のび助「おーい、のび太ー!ドラえもーん!」

ドラえもん・のび太「パパー!!」

のび助「ドラえもん、帰ってきてたんだな」

ドラえもん「心配かけてごめん」

のび助「ううん、いいんだ!さあ、帰るぞ」

ドラえもん・のび太「うん!!」




《翌日(これからは外からのび太の家がずっと映ります)》

(ドラえもんが部屋の窓を開ける)

ドラえもん「のび太くん!朝だ!起きろ!遅刻だー!」

のび太「うわー!」

玉子「パパも早くしないと遅れますよ!」

のび太・のび助「行ってきまーす!」(二人ともパンをくわえたまま急いで出かける)

ドラえもん・玉子「行ってらっしゃい」(二人に手を振る)

(二人とも家の中に入り、ドラえもんは部屋に戻り窓の外を見る)

(ドラえもんが窓を閉める)

《最後はそのまま画面が少しずつ上の方に移り、青空が映って終了》



―おしまい―




――――――――――――




最後まで見ていただき、ありがとうございました!

一応、この話は「オールスター全員集合」ってことだったんですけど、神成さん、スネ夫母、スネ吉兄さん、少年A、少年Bを出せないですみません_(..)_


また、のび太がブザーを壊すシーンについてですが
この話は「ドラえもんに休日を?!」の、のび太がブザーを押す設定と合わせているので、のび太がブザーを押した後にブザーを壊す必要があったのかな?とは思いましたが、無理矢理ですけど一応入れてみました(笑)


あとは先生とのび太の

のび太「先生!僕たちも長い付き合いですね」

先生「そうだな、もう何年になるかなぁ…」

って台詞も使いたかったんですが、残念ながら使えませんでした…




2005年3月18日の時はしずかちゃんの出番が少なかった気がするので
しずかちゃんの出番を増やし、序でに出木杉くんの出番も増やしてみました♪


取り敢えず、1番直したのは「仲直り」のシーンで、自然にではなく、ちゃんと喧嘩のことをお互いが謝るという描写にしました




もしよろしければ、感想をお待ちしております

また自分が作ったのよりもずっと良いアレンジ作品を作ったと言う方がいらっしゃるなら、是非載せて下さい!!


では、長々とありがとうございました!

ドラえもんに休日を?!【Part 2】
2 :2012/10/27 18:45:50  ID:4898 





《のび太家》

のび太「僕だってドラえもんの道具を借りなくたって、やれば出来るじゃないか!何か自信が出てきたぞ、こんなもの必要ないじゃないか」(呼びつけブザーをポケットから出し、歩き始める)

ガラガラガラ

のび太「うわー!」(襖を開けたママとぶつかる)

玉子「イタタ…あ、のび太大丈夫?ごめんなさいね」

のび太「大丈夫、僕の方こそごめん……あ!」(転んだ弾みで掌でブザーを押してしまったことに気づく)

玉子「そうだわ、のび太お使いに行ってきてちょうだい」

のび太「あわわわわ…」




《デート先》

ブーブー

ドラえもん「あ!ブザーが鳴ってる!のび太くぅ〜ん!!」

ミィちゃん「ミャーン!ミャーン!ニャンニャン!ニャン!!」




《のび太家》

玉子「じゃあ、お願いね」

ドラえもん「のび太くん!どうした!?」

のび太「あ!ドラえもん!」

ドラえもん「も、もしかして…お使い?」

のび太「違うよ!これは違うんだ!」

ドラえもん「どういうつもり?何か一大事だと思って駆けつけたらお使いだなんて!」

のび太「だから違うんだって、これには深い訳が!」

ドラえもん「あ!ミィちゃん!ミィちゃ〜ん!!」



ミィちゃん「ニャン」(どこでもドアから出てくる)

ドラえもん「ミィちゃんゴメンね、さあデートの続きをしよう」

ミィちゃん「ニャン!!ニャンニャンニャニャン!!ミャーン!ニャンニャン!!」

ドラえもん「え?いつもいつものび太くんばっかり、そんなにのび太くんが好きならのび太くんとデートすればいいじゃないって?違うよ!僕はミィちゃんが…」

ミィちゃん「ミャーン」(立ち去る)

ドラえもん「そんなあ!え〜ん!!」

のび太「ドラえもん…」

ドラえもん「もう!のび太くんのせいでミィちゃんにも嫌われたじゃないか!せっかくのお休み気分もパーだ!!」

のび太「悪かったよドラえもん、でも本当は押すつもりなんてなかったんだ、思わぬ事故が」

ドラえもん「そうやって言い訳ばっかりするじゃないか君は!」

のび太「本当だって!」

ドラえもん「もうのび太くんの言い訳なんて聞きたくない」

のび太「あ〜そうですか!いいよ聞いてくれなくたって!僕なんかドラえもんなんか居なくたって立派に生活してたんだから!」

ドラえもん「どういう意味?まるで僕なんか必要ないみたいな言い草じゃないか!」

のび太「まあそうだね」

ドラえもん「そんなこと言うんなら、僕はもうのび太くんの面倒見てあげない!」

のび太「僕だって、ドラえもんなんか居なくたってもう大丈夫なんだから!」

ドラえもん「あ〜そうですか!僕はもう未来の世界に帰る!」

のび太「あ〜どうぞ御自由に!」

のび太・ドラえもん「フン!」

ドラえもん「う……」(涙目になりながらタイムマシンに乗って未来へ帰る)

のび太「あ……」



《夜》

玉子「のび太ー、ドラちゃん、ご飯よ…あら?」

のび助「どうした?」

玉子「二人とも返事しないのよ、また喧嘩でもしたのかしら?」



のび助「そうか、未来に帰っちゃったのか」

のび太「……」(無言でご飯を食べる)

玉子「ドラちゃん、いつ戻ってくるのかしら?」

のび助「な〜に、すぐにケロッと帰ってくるさ」




《セワシ家》

セワシ「もう、またおじいちゃんと喧嘩したの?」

ドラえもん「フン」

ドラミ「いつまでここに居るつもり?」

ドラえもん「ずっとだよ、もし嫌って言うなら新しい家を探すよ」

セワシ・ドラミ「はぁ…」

ミニドラ「ドララ〜」




《翌日 学校にて》

ジャイアン「おう、のび太!今日こそブザーを押させてやるからな」

のび太「あいにくだけど、今日は持ってきてないよ」

ジャイアン「何?」

のび太「それに、ブザーなら昨日押したよ」

ジャイアン「なんだよ、せっかく俺が押させようと思ったのによ」

スネ夫「まー最初から無理だったんだよ」

ジャイアン「それもそうだな」

しずか「二人とものび太さんに失礼よ!のび太さん昨日ずっと自分の力だけで頑張ってたのよ!」

スネ夫「そう言えば、お前あんなに断固として押そうとしなかったのに、何で押しちゃったんだよ?」

のび太「転んだんだ」

しずか・ジャイアン・スネ夫「え?」

のび太「家の廊下で転んだ弾みに押しちゃったんだ!!」

ジャイアン・スネ夫「ハハハハハハハハ」

ジャイアン「こいつは傑作だ!お前昨日あんなに頑張っといて転んで押しちゃうなんて」

スネ夫「まあ、恨むならドジな自分を恨むんだな、で、その後はドラえもんが来てどうなったのさ?」

のび太「その後はドラえもんはミィちゃんに嫌われて、僕と喧嘩になって未来に帰っちゃった…」

ジャイアン「帰っちゃったのか?ハハハ!腹が痛いぜ」

スネ夫「まあ要するに、のび太はドラえもんの道具が無きゃ何もできないってことだよ」

しずか「そんなこと言ったらのび太さんが可哀想だわ」

のび太「どうせ僕はドラえもんの道具が無きゃ何もできない、ドジでノロマで間抜けな唐変木ですよ!!」(教室から走り去る)

ジャイアン「俺たち、あそこまで言ってないよな…」

スネ夫「あいつ、もうすぐ授業始まるのにどこ行く気なんだ?」

ジャイアン「さあ?」

しずか「二人とも!」

《この後は、沈んだままののび太の学校生活が20〜30秒程流れます(跳び箱が跳べないのび太、教室でぼんやり過ごすのび太、それを心配するしずかなど…)》




《日曜日 のび太家にて》

のび太「う〜ん」(のび太が昼寝をしてる)

《のび太の回想》

ドラえもん「のび太くん、宿題ちゃんとやったの?」

《現実》

のび太「宿題でもするかな…」



のび太「あ〜もう全然分からないや!ねえ、ドラえもん……いるわけないか…」

ガタガタガタ

のび太「ん?」

ミィちゃん「ミャーンミャーン」

のび太「ミィちゃん!?」

ガラガラガラ

のび太「ミィちゃんどうしたの?」

ミィちゃん「ミャーン」

のび太「ん?…あ、ごめんね、ドラえもんまだ帰ってないんだ」

ミィちゃん「ミャーン…」(しょんぼりして立ち去る)

のび太【そうか、ミィちゃんもこの間のこと気にしてるんだ…】



(のび太が勉強に集中出来ないでいる)

のび太「あ〜もう!!ちょっと出掛けて来ようかな…」


(部屋から出ようとする時に、ふと机の端に置いてある"呼びつけブザー"に目を止めるのび太)

のび太「あ…」

(そっとブザーをズボンのポケットに入れるのび太)



玉子「のび太、ドラちゃん帰ってきた?」

のび太「知らないよ」

玉子「あれから1週間経つわよね…」

のび太「ちょっと出掛けてくるね」

玉子「車に気を付けるのよ」

のび太「大丈夫、すぐ帰ってくるから」

バタッ

玉子「ドラちゃん、もう帰って来ないのかしら…?」




《空き地》

ジャイアン「おいスネ夫、のび太が来たぞ」

スネ夫「ホントだ」

ジャイアン「おーいのび太!ドラえもん帰ってきたかぁ!?」

スネ夫「もし帰ってきたら今度は僕ん家に来てくれるよう言ってくれないかな?」

ジャイアン「俺ん家でもいいぞ!」

のび太「フン」(走り去る)

ジャイアン・スネ夫「あ!」

ジャイアン「俺たち何か悪いことしちゃったかな…」

スネ夫「あ…」




《しずか家(の庭)》

のび太「…」

(しずかのママが花壇の手入れをしてる)

しずか母「あら、のび太さんいらっしゃい」

のび太「こんにちは…」

しずか「ちょっと待ってて、今、出木杉さんも来てるのよ、しずかーのび太さんよー!」

(のび太立ち去る)

ガラガラガラ

しずか「え?のび太さん?」

しずか母「あれ?のび太さん?さっきまでここにいたのに…」

しずか「どうしたのかしら?のび太さん…」

出木杉「のび太くん最近元気ないよね、ちょっと心配だな…」

しずか「探しに行きましょ!出木杉さん」

出木杉「うん!」

バタッ

しずか「ママ、ちょっと出掛けてくるね」

しずか母「あまり遅くならないのよー」

しずか「はーい」

出木杉「お邪魔しました」




《川原》

のび太「はぁ…」



(男子二人がサッカーボールを持って現れる)

男子A「よし、始めようぜ」

男子B「パース!」



ジャイアン「のび太の奴何処に行ったんだ?」

スネ夫「ここんとこずっとあの調子だしね」

ジャイアン「さすがに心配だよな」

スネ夫「ねえ、あれのび太じゃない?」

ジャイアン「ん?何処だ?」

スネ夫「ほら!あの橋の下!」



男子A「行くぞ!それ」

男子B「あ!」(ボールをのび太の方に蹴ってしまう)

男子A「何やってんだよ」

のび太「ハァ…」

男子B「おーい、ボール取ってくれよ」

のび太「…」

男子B「チェッ、無視かよ」

のび太【そろそろ帰ろうかな】

(のび太がと男子Bがぶつかる)

のび太「イタタ…」

男子B「おい!痛いじゃねえか!さっきから無視するしよーどういうつもりだよ!」

男子A「何とか言え!」

のび太「ご、ごめんね」



ジャイアン「あいつどこまでドジな奴なんだ?」

スネ夫「いいかげん呆れるよ」



男子B「おらよ!」(のび太を突き飛ばす)

のび太「ギャー」

ポトッ

のび太「イテー」

男子A「何だそれ?」

のび太「あ!」(急いでブザーを拾う)

男子A「何なんだよそれ!」

のび太「何でもないよ」

男子B「見せろよ」

のび太「やだよ!」(とっさにブザーを押そうとする)

《のび太の回想》

のび太「よし!じゃあ今度の日曜日はドラえもんの休日にしよう!!」

のび太「だから僕は何があってもドラえもんの為に絶対押さないんだ!!」

のび太「いつも僕の面倒を見てくれてるドラえもんにたまには休日をってさ!だから今日はドラえもんの力は借りないって決めてるんだ!」

のび太「ね?僕だってやれば出来るって分かったでしょ?」



《現実》

のび太「んっ!」

バリッ(ブザーを踏み潰す)



スネ夫「のび太の奴、ブザーを壊したぞ」

ジャイアン「あいつ度胸あるなぁ」



のび太「さあ、どっからでもかかってこい!」

男子B「なんだこいつ?元々喧嘩を売ってきたのはお前じゃねえか!」

男子A「もうボコボコにしてやろうぜ」

ジャイアン「じゃあ、ボコボコにしてもらおうじゃん!」

のび太「ジャイアン!スネ夫!」

ジャイアン「さあやれるもんならやってみな」

男子A・B「うっ…」

スネ夫「やらないならこっちから行くよ」

ジャイアン「俺の友達いじめたらただじゃおかねえぞ!!」

のび太「ジャイアン…」

ジャイアン「ヘヘ」



中学生B「おい、あれお前の弟じゃね?」

中学生A「おーい、どうした!」

男子A「兄ちゃん!この人たちが俺らをいじめてくるんだよ」

中学生A「どういうことだ!」

ジャイアン「そいつらが俺たちの友達いじめるから」

男子A「違うよ、あいつら嘘ついてるんだ」

中学生B「もうやっちまおうぜ」



しずか「お家にはいないって言うし、のび太さん何処に行ったのかしら?」

出木杉「あ!あれ!」

しずか「あ!のび太さん!た、大変!」(しずかがのび太の家の方に走り出す)

出木杉「何処に行くの?」

しずか「ドラちゃんのとこ!」

出木杉「でも、ドラえもんは今…」

しずか「戻ってきてるかもしれないでしょ!?」(また走り始める)

出木杉「しずかちゃん…」(橋の下の方に走り出す)



ジャイアン「うわー!」

スネ夫「ギャー!!」

中学生A「さあもう1発」

出木杉「やめて下さい!」

ジャイアン「出木杉!」

出木杉「何があったのか存じませんが、これ以上僕の友達に手を挙げるのはやめて下さい!!」

のび太「出木杉くん…」

中学生A「知ったことか!」

出木杉「うわ〜!!」

ジャイアン「出木杉!!」

スネ夫「大丈夫か?」

出木杉「これくらい平気さ!それよりも自分の友達が傷付いてるのを黙って見てる方がよっぽど苦痛だよ」

のび太「出木杉くん」

ジャイアン「出木杉!」

スネ夫「やっぱり良いこと言うなぁ」

中学生A「何友情ごっこしてんだ?」

ジャイアン「うるせえ!行くぞお前ら!!」

のび太・スネ夫・出木杉「おう!」



しずか【お願いドラちゃん!のび太さんの為にも、皆の為にもドラちゃんの力は必要なのよ!ドラちゃん!】(しずか走り続ける)



―Part 3に続きます―


ドラえもんに休日を?!【Part 1】
1 :2012/10/27 18:43:20  ID:4897 


皆さんこんにちはー


2005年3月18日放送された
「ドラえもんに休日を?!」
って話をご存知ですか?

大山のぶ代さんが演じるドラえもんの最終回と言われています


このお話は
1985年3月8日に放送された
「ドラえもんに休日を」
のリメイク盤です



ただ、オリジナル盤が良すぎたせいか、リメイク盤の人気は今一つです(T-T)

なので…
「ドラえもんに休日を?!」を
クオリティはあまり高くありませんが、自分なりにアレンジしてみましたので、是非読んで下さい!!


※あくまでも、リメイク盤の「ドラえもんに休日を?!」のアレンジなので
[のび太がドラえもんに休日をあげる]→[のび太がブザーを押してしまう]→[ドラえもんが怒って未来に帰る]→[ドラえもんが戻ってきて仲直り]
という流れは同じで、細かい流れや内容(特に後半の仲直りの描写)は変えてます

長いので3つに分けますので、予め御了承下さい


____________





《道ばた》

のび太「うわぁ〜誰か助けて〜!!」

ジャイアン「待てー!のび太あああ!!」

のび太「ギャー!!」

ジャイアン「お前のエラーのせいで、またジャイアンズは負けたじゃねえか!!」

のび太「助けて〜!ドラえも〜ん!!」



ドラえもん「うん?のび太くんの声だ。ゴメンねミィちゃん、ちょっと待ってて」

ミィちゃん「ミャーン…」



のび太「ドラえもん!ドラえも〜ん!」

ドラえもん「はいはい、ちょっと待って、本人ビデオ!!」

ダッダッダッダッ…

ジャイ母「たけし!!またこんなところで遊んで!」

ジャイアン「か、母ちゃん!」

ジャイ母「さあ、早く店番するんだよ!」

ジャイアン「はーい…」

のび太「ドラえもん、ありがとう。助かったよ」

ドラえもん「もう、いつもいつも!僕はデートの最中なんだぞ!」

のび太「ごめ〜ん」

ドラえもん「あ、こうしちゃいられない!」



ドラえもん「ミィちゃーん!あれ?あれ?ミィちゃーん!!」

のび太「どうしたの?」

ドラえもん「あ〜、ミィちゃん帰っちゃった…」




《のび太家》

のび太「悪かったよ、ドラえもん」

ドラえもん「フン」

のび太「僕のどら焼き食べていいから許してよ」

ドラえもん「どら焼きで許せるか!ハム…」

のび太「なら僕のどら焼き食べるなよ」

ドラえもん「のび太くんがいっつもこうだから、僕の気が休む時間なんて全くないじゃないか!」

のび太「あ…」

ドラえもん「今日だって、ミィちゃんとの5日ぶりのデートだったのに」

のび太「よし!じゃあ今度の日曜日はドラえもんの休日にしよう!!」

ドラえもん「え?」

のび太「ドラえもんにも休みは必要だよ!次の日曜日は一日中ドラえもんの好きなように過ごすといいよ。どこかに出かけたり、ミィちゃんとデートしたりさ!!」

ドラえもん「うん!じゃあそうさせてもらうよ!…あ、でも…」

のび太「でも、なあに?」

ドラえもん「やっぱりのび太くんが心配だから気持ちだけ貰っておくよ」

のび太「僕なら大丈夫だから!」

ドラえもん「ホント?じゃあミィちゃんとどこかに出掛けよっと!」




《日曜日》

ドラえもん「じゃあのび太くん、出掛けてくるね」

のび太「うん、楽しんでおいでよ」

ドラえもん「じゃあ、行こうかミィちゃん」

ミィちゃん「ニャーン」

ドラえもん「どこでもドア!!」

のび太「二人とも行ってらっしゃい」

ドラえもん「行ってきまぁす」

ミィちゃん「ミャ〜ゥン」

バタッ

ドラえもん「やっぱり心配だから"呼びつけブザー"!何かあったらこのボタンを押して」

のび太「要らないよ、心配無いって」

ドラえもん「まあ持っときな、じゃあね」

バタッ

のび太「もうドラえもんったら心配性なんだから…さあ僕もどこか出掛けようかな」




《空き地》

のび太「絶対に今日一日、このボタンは押さないぞ!」

ジャイアン・スネ夫「お〜い、のび太!」

のび太「あ、ジャイアン、スネ夫」

ジャイアン「お前、何持ってんだ?」

スネ夫「あれ?それって"呼びつけブザー"じゃないの?」

のび太「そうだけど」

ジャイアン「何でお前がそんなもん持ってんだよ?」

のび太「あ、実はね…」



ジャイアン・スネ夫「へ〜、そうなんだ〜」

のび太「そう、だから僕は何があってもドラえもんの為に絶対押さないんだ!!」

ジャイアン・スネ夫「ガハハハハハハハ」

のび太「何が可笑しいのさ?」

ジャイアン「のび太、お前それは無理だぜ」

スネ夫「そうそう、ドラえもん助けて〜って押しちゃうに決まってる」

のび太「そんなことないもん!」

ジャイアン「じゃあ聞くけど、押すつもりないブザーを何で持ち歩いてんだ?」

のび太「え?……も、もういい!帰る!じゃあね!」

ジャイアン・スネ夫「はあ…」

スネ夫「ジャイアン、こうなったらどっちが先にのび太にブザーを押させるか競争しようよ」

ジャイアン「おっ!面白ぇ〜!」

スネ夫「行くよ!!」



のび太「ドラえもん、今頃きっとミィちゃんと楽しんでるんだろうなー。チューとかしてたりして…フフ」

ジャイアン「のーび太ー!」

のび太「ジャイアン!?」

ジャイアン「待てー!!」

のび太「何で追っ掛けて来るのさー!?」

ジャイアン「そのブザーを押させてやるー!!」

のび太「何でさー!?」

ジャイアン「うるせえ!!」



スネ夫「あ、のび太来たぞ」

のび太「誰か助けて〜!!あ、スネ夫!助けてよ〜!!」

スネ夫「のび太、僕が押させてやる!!」

のび太「何でスネ夫まで?」

ジャイアン「待てのび太ー!!」

のび太「しまったー!挟み撃ちにされた!」

ジャイアン「さあのび太、俺様がブザーを押させてやる」

スネ夫「いや、僕が押させるんだ」

ジャイアン「何言ってんだ?俺が押させんだ!」

スネ夫「僕だ!」

ジャイアン「うるせえ!俺にやらせろよ!!」

スネ夫「いや譲れないよ!」

ジャイアン「お前も殴られたいのか!?」

スネ夫「ちょ、ちょっと待ってよジャイアン!!」

ジャイアン「うるせえ!ぶん殴ってやる!!」

のび太【よし、今だ!】

スネ夫「あ!ジャイアン!のび太が逃げちゃった!」

ジャイアン「喧嘩なんかしてる場合じゃないな。よし、こうなったら二人で押させに行くか!」

スネ夫「分かった!」

ジャイアン・スネ夫「待て〜!!」

のび太「何で二人ともそんなに押させたがるのかなぁ?ハァハァ…もう駄目走れない…」

ジャイアン「さあのび太、ブザーを押せ!」

スネ夫「押せ!」

のび太「やだよ」

ジャイアン「押さなきゃぶん殴ってやる!」

のび太「ヤダー!!」

先生「こら!剛田!骨川!また野比にちょっかい出してるのか!」

ジャイアン「あ、先生!!」

スネ夫「いや、これは…その…」

先生「ん?何だ?」

のび太「今だ!それ!」

スネ夫「あっ、のび太」

先生「これ骨川、まだ話は終わっとらんぞ」

スネ夫「あ、行っちゃった…」

のび太「あ〜何とか逃げ切れたぁ…あ!そうだ!しずかちゃん家に遊びに行こうっと」




《デート先》

ドラえもん「今頃のび太くん何してるのかな?ジャイアン達にいじめられてないかなぁ?」

ミィちゃん「ミャーン?ニャン!ニャン!」

ドラえもん「あ、ごめんごめん」

ミィちゃん「ミャーゥン」

ドラえもん「今度はあっちの方に行ってみよう!」




《しずか家(の庭)》

しずか「あ〜どうしようかしら?」

のび太「あれ?しずかちゃん!お庭で何してるの?」

しずか「あ、のび太さん。実は2階のベランダから洗濯物が風で飛ばされちゃったの…ほら、この木の上を見て」

のび太「あーホントだ、タオルが引っ掛かってる」

しずか「結構高いところにあるから、どうしようかなって…」

のび太「よし!僕が取ってきてあげるよ」

しずか「え?でも…」

のび太「心配要らないよ、僕に任せな!アラー!!」(のび太が石につまずく)

ポトッ

しずか「のび太さん大丈夫?あら?それって"呼びつけブザー"じゃない?そうだわ!それでドラちゃんを呼んで…」

のび太「あっ!ダメダメダメ!!それだけは駄目なんだ!!」

しずか「どうして?」

のび太「今日はドラえもんの休日なんだ」

しずか「ドラちゃんの休日?」

のび太「そう!いつも僕の面倒を見てくれてるドラえもんにたまには休日をってさ!だから今日はドラえもんの力は借りないって決めてるんだ!」

しずか「そうなの、ん?…じゃあ何でブザーを持ってるの?」

のび太「いいから!今からしずかちゃんに僕一人で色んな壁を乗り越えられるのを証明してみせるよ!じゃあちょっと待っててね、しずかちゃん」

しずか「気をつけてよ、のび太さん」

のび太「平気!平気!」



ジャイアン「あ〜先生に捕まったせいで、のび太を見失ったぜ」

スネ夫「ジャイアン!あそこ!」

ジャイアン「あ!のび太!あいつ何でしずかちゃん家で木登りしてんだ?」

のび太「あ〜っ!!落ちる!!」(木から落ちそうになる)

しずか「のび太さん!危ないからもう降りてきて!」

スネ夫「よし、あいつブザーを使うぞ」

ジャイアン「ん?待てよ…じゃあ俺たちが押させたことにならないじゃないか」

スネ夫「あ!」

ジャイアン「のび太!絶対にブザーを押すんじゃねえぞ!!」

のび太「言われなくたって…おりゃー!!」(何とか登りきる)

しずか「のび太さん!」

のび太「しずかちゃん!取れたよ〜」(ゆっくりと降りてくる)

しずか「ありがとう、のび太さん」

のび太「ね?僕だってやれば出来るって分かったでしょ?」

しずか「ええ、そうね」

のび太「じゃあこれから遊ぼうよ」

しずか「ごめんなさい、これからママと出掛けるの、また今度遊びましょ」

のび太「ふ〜ん、そうなんだー、じゃあまた明日ね」

しずか「バイバーイ」



のび太「仕方ない、帰るとするか」

ジャイアン「ちょっと待てよ、のび太ちゃん」

のび太「ジャ、ジャイアン!?」

ジャイアン「さあブザーを押せ!」

スネ夫「押すんだ!」

のび太「キャー!!助けてー!!」

ジャイアン・スネ夫「待て〜!!」

のび太「もう!さっきからブザーを押せ!押すな!ってなんなのさ!!」

ジャイアン「うるさい!とにかく押せえ!」

スネ夫「そうだそうだ!」

《これから、3人の追いかけっこが20秒程続きます…》



ジャイアン「早く押せ!」

のび太「ヤダー!!」

ジャイ子「お兄ちゃん!!」

ジャイアン「ジャイ子!」

ジャイ子「もう!お兄ちゃんったら、店番忘れないでよ!お母ちゃんカンカンなんだから!」

ジャイアン「うわー忘れてた」

スネ夫「ジャイアン、早くしないとのび太が…」

ジャイアン「そうだ!のび太!」

ジャイ子「お兄ちゃん!!」(ジャイアンの腕を掴む)

ジャイアン「イテー!!分かったよジャイ子、スネ夫今日は諦めっぞ」

スネ夫「う、うん…」



のび太「あ〜疲れたぁ、それにしてもあいつら今日はいつもよりしつこいなー」

小さな男の子「え〜ん」

のび太「今日は早いとこ帰ろうっと」

小さな男の子「ねえお兄ちゃん、風船取ってよ!」

のび太「あ〜また木に…でもお兄ちゃん、疲れてて登れないよ」

小さな男の子「お願いだよ!え〜ん」

のび太「よし、お兄ちゃんが取ってきてあげるからちょっと待ってて」



ジャイ子「私、これから少女漫画の続き書かなきゃいけないんだから」

ジャイアン「分かった分かった、悪かったよ」

スネ夫「ねえ!またのび太が木登りしてる」

ジャイ子「あら、ホント」

ジャイアン「あいつ、いつから木登り好きになったんだ?」



のび太「はい、もう離すんじゃないよ」

小さな男の子「ありがとうお兄ちゃん、バイバーイ」



スネ夫「のび太の奴、またブザー押さなかったみたいだよ」

ジャイ子「のび太さんステキ」

ジャイアン「あいつやるときはやる男だな…いや、今度こそ押させなきゃ!」

ジャイ子「お兄ちゃん!のび太さんをいじめないで!それに店番があるでしょ!」(ジャイアンの腕を引っ張る)

ジャイアン「イテテ、分かったって」

ジャイ子「もう早く漫画書きたいんだから」

スネ夫【ジャイアンも大変なんだな…】


―Part 2に続きます―