投稿者: ussi - 投稿日: 2009/04/29
作品を全部見た上で感想です。
科学が発達し、脳の記録した映像を解析・再生できる警察の機関についての物語で、様々な猟奇的な事件や目撃者がいないなどの理由で捜査が困難な事件、解決に急を要する事件などを解決していく、というアニメです。
画像・映像として出力できるものの、音声を復元することはできない。
脳に強い衝撃を受けた場合は復元に障害が生じる。
といった設定があり、それをもとに物語は進行します。
猟奇的な事件が多く、ホラー仕立てになっている回などもあるので、サイコスリラーの苦手な人は見ないほうがいいかも。
脳の解剖を行うシーンやグロテスクな殺害シーンなども登場しますが、前述の設定により映像にノイズが乗ったり、主人公たちの心理描写を直接的に描いたり……と、生々しさを実感しやすいものとなっています。
夏場に見るといいかもしれません。
作画はふつう。
違和感を覚えるカットもあったような?
狂気の表現描写はとてもうまい。
音楽もふつう。
しかし、脳の映像の再生には音声は再現されないのにその場面でBGMを流す、というのは微妙でした。
声優の方たちの演技のみで十分伝わったはずなのに惜しいことをしたと思う。
クライマックスが月並みでした。
もっと独特な結末を迎えてもらいたかったです。